半グレ 実質暴力団なんだから暴対法の対象だと解釈すれば良い そうしないのは怠慢

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2ch / Twitter / Google / Youtube / gunbird / gnews 半グレ

  • 関東連合
  • 怒羅権
  • アビス
  • 強者(つわもの)
  • O7(アウトセブン)

語源 グレる、愚連隊、灰色のグレー

“半グレ”(はんグレ)とは、「暴力団に所属せずに犯罪を繰り返す集団」を指す語。

「関東連合」が“半グレ集団”の典型

情勢 1991年の暴力団対策法施行ならびにその後の暴力団排除条例施行が“半グレ集団”勃興の誘因であったものと推測。日本の各地にその例が見られ、様々な局面において暴力団と対峙する勢力となり、時に暴力団を圧倒。東京の「関東連合」がそうした“半グレ集団”の典型。ほか、中国残留孤児の2世ならびに3世を中核構成員とする「怒羅権」や、大阪の繁華街・ミナミで傷害事件などを繰り返しているアマチュア格闘技団体(「強者 つわもの」)などが“半グレ集団”の例。

メンバーは暴走族上がりが多い

特色 メンバーには暴走族上がりの者が多い。振り込め詐欺や闇金融などといった独自のビジネスを展開する集団もある。実態は定かではない。社会問題化。「暴走族の元メンバーやその知人らが離合集散しながら緩やかなネットワークで行動を共にするグループ」(2013年・朝日新聞)。振り込め詐欺や闇金融のほか、貧困ビジネス、解体工事や産廃の運搬業、クラブや芸能プロダクションの経営、ならびに出会い系サイトの運営などが大抵のメンバーのいわゆる「シノギ」(資金獲得活動)となっている。

暴力団対策法の適用を受けない

暴力団との顕著な違いとして、暴力団に籍を置いていないがゆえに暴力団対策法の適用を受けないこと、活動の匿名性や隠密性、メンバーの年齢層の若さ(年長でも40歳代まで)、ならびに、人員供給の拡大傾向が挙げられる。少数ながら暴力団系のグループも存在してはいるものの、大半は暴力団と距離を置いているため、暴力団対策法の規制を受ける暴力団とは違い、有効な法規制を受けない状況となっている。

暴力団と共存関係を築き、上納金を収める場合もある

暴力団との関係 大半のメンバーが暴力団組織に所属しない特徴のある半グレであるが、シノギなどにおいては組織として暴力団と共存関係を築き、上納金を収める場合もある。大阪を地盤としていた半グレ集団アビスの場合では、任侠山口組系組織に月30-50万円を上納していたほか、同じ半グレ集団O7(アウトセブン)との対立時には暴力団による仲裁で沈静化が図られている。このため半グレ集団への警察の対応は、暴力団対策を行う大阪府警察捜査4課が実施。2018年9月以降、多数の関係者が逮捕された結果、アビス、O7ともに2018年中に解散に至っている。

2013年には新たに“準暴力団”と規定

対策 2013年には「関東連合」や「怒羅権」などの“半グレ集団”が警察庁によって新たに“準暴力団”と規定され、その実態解明を企図した取り組みが同庁の号令のもとで始動するに至っている。定義は「暴力団と同程度の明確な組織性はないものの、構成メンバーが集団で常習的に暴力的な不法行為をしているグループ」。先立つ2012年に東京で発生した関東連合関係事案「六本木クラブ殺人事件」がそのきっかけであったという。

準暴力団は、東京の8団体、大阪の2団体、計10団体

準暴力団に指定されている団体は、東京の8団体と2017年に大阪府警が指定した2団体の計10団体が準暴力団と見なされている。

2017年から2018年にかけて、大阪府警察は半グレ集団アビスが経営していたガールズバーの経営者ら55人を傷害や恐喝未遂などの疑いで逮捕・送検、もしくは書類送検・家裁送致とし、組織を解散に追い込んだ。