【速報】「ルフィ」と接見し証拠隠滅か “持続化給付金詐欺”で起訴された弁護士の事務所に家宅捜索 警視庁
2023年11月28日
広島県東広島市 弁護士 加島康介 (48)
一連の強盗の指示役「ルフィ」とみられる今村磨人容疑者が関わったとされる特殊詐欺事件をめぐり、今村容疑者とフィリピンの関係者をビデオ通話させ証拠隠滅を図ったとして、警視庁が弁護士の男の関係先の家宅捜索を行いました。
捜査関係者によりますと、警視庁が証拠隠滅の疑いで家宅捜索を行ったのは、広島県東広島市内にある弁護士・加島康介被告の弁護士事務所です。
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証拠隠滅を図った疑い
警視庁は、加島被告が今年2月、警視庁原宿署内の面会室で、特殊詐欺事件で逮捕され接見禁止中の今村容疑者と弁護士の立場を利用して面会し、今村容疑者とフィリピンの関係者をビデオ通話で会話させ、事件に関して証言しないよう約束させるなど、証拠隠滅を図ったとして、28日、家宅捜索に踏み切りました。
今村容疑者は強盗の指示役として7回逮捕
今村容疑者は、一連の強盗事件の指示役「ルフィ」とみられていて、特殊詐欺事件に関わったとして逮捕された後、強盗の指示役として7回逮捕されています。
弁護士の加島被告は「持続化給付金」など1900万円余りをだまし取った
一方、弁護士の加島被告は2020年から翌年にかけて、「持続化給付金」など1900万円余りをだまし取ったとして、今年6月に広島地裁から懲役3年6か月の判決が言い渡されていました。
【持続化給付金詐欺】弁護士の男に懲役3年6カ月の実刑判決 広島地裁「社会的に厳しく非難されるべき」
2023年06月27日
国の新型コロナ対策の持続化給付金などを不正に受給した罪に問われた弁護士などの裁判で、広島地裁は弁護士に懲役3年6カ月の判決を言い渡しました。
会社役員の熊本俊二被告と共謀
判決によりますと、弁護士の加島康介被告は会社役員の熊本俊二被告と共謀し、2020年、ホテルを経営するために設立した会社の名義で「新型コロナの影響で収入が減少した」と嘘の内容の申請を行い、持続化給付金などおよそ2000万円を騙し取った罪に問われています。
懲役3年・執行猶予5年の判決
27日の判決で広島地裁の石井寛裁判長は「新型コロナで大きな影響を受けた事業者に簡易的で迅速な給付を行う制度を悪用した社会的に厳しく非難されるべき事案である」と指摘。
また「加島被告は弁護士として高い規範意識を持つことが強く期待される立場にも関わらず、依頼者を巻き込んだ」などとして加島被告に懲役3年6カ月、熊本被告に懲役3年・執行猶予5年の判決を言い渡しました。