USAID gets defunded and now no one listens to rap anymore pic.twitter.com/q9i5Nxig51
— Lauren Chen (@TheLaurenChen) June 26, 2026
R&B/HIP-HOP 10/29/2025
NO RAP SONGS ARE IN THE BILLBOARD HOT 100’S TOP 40 FOR THE FIRST TIME SINCE 1990
As one long-running hip-hop smash goes recurrent on the chart, the Hot 100’s top 40 does not boast a single rap song, ending a streak that’s lasted for over 35 years.
By Andrew Unterberger
R&B/HIP-HOP 2025年10月29日
ビルボード・ホット100のトップ40にラップ楽曲がひとつも入らないのは1990年以来初
長期間チャートインしていたヒップホップの大ヒット曲がリカレント(規定によるチャート除外)となったことで、ホット100のトップ40にはラップ楽曲が1曲も存在しない状態となり、35年以上続いていた記録が途絶えることとなった。
アンドリュー・アンターバーガー
- 投稿は、USAID資金削減後、Billboard Hot 100トップ40に1990年以来初のラップ不在となったことを風刺的に結びつけ、 rapの人気低下をからかっている。
- 画像は2025年10月のBillboard記事で、Kendrick Lamarらのヒット曲がチャートから落ち、rapの商業的優位性が弱まったことを示す。
- 過去にUSAIDがキューバのヒップホップシーンに秘密資金を投入し反政府運動を促した事例があり、投稿はこうした文化影響力の喪失をジョークにしている。
アメリカにおけるUSAIDとリベラルとラップの関係
アメリカにおけるUSAID(米国国際開発庁)、リベラル、そしてラップ(ヒップホップ)の間には、冷戦後のグローバル化や文化外交、そして民主主義の普及をめぐる政治的なつながりがあります。
具体的には、リベラル派が主導する外交政策の一環として、USAIDが世界各地での民主化や若者のエンパワーメントを目的としたプログラムに、アメリカのストリート文化であるラップやヒップホップをソフトパワーとして活用してきた歴史が挙げられます。
USAIDによるヒップホップの外交利用
USAIDは、主に発展途上国や紛争地域における民主主義の促進、人権擁護、市民社会の育成を目的とした人道・開発援助を行う政府機関です。
冷戦終結後、特に2000年代以降のUSAIDは、現地の若者層にアプローチするための有効なツールとして「ヒップホップ外交」を取り入れました。ラップ音楽やブレイクダンス、グラフィティといったカルチャーは、権力への反抗や自由な表現の象徴として世界中の若者に深く浸透しているため、民主的な価値観や表現の自由を伝える手段として適していると判断されたためです。
例えば、中東や北アフリカ、中南米などの地域において、現地のヒップホップアーティストを支援するワークショップやコンサートの開催に資金を提供し、政治参加や社会問題への意識向上を促す試みが行われてきました。
リベラル政治とヒップホップの結びつき
アメリカ国内において、リベラル派(民主党支持層など)とヒップホップ・コミュニティは密接な関係にあります。もともとラップは、アフリカ系アメリカ人の貧困、差別、警察の暴力といった過酷な現実を告発する社会批評として発展した歴史を持ちます。
このため、人種平等の推進、社会福祉の充実、刑事司法改革などを掲げるリベラル派の政治姿勢と親和性が高く、多くの著名なラッパーが選挙において民主党候補を支持してきました。
このような国内での「自由、反差別、表現の多様性」を重視するリベラルな視点が、そのままUSAIDのような政府機関の外交戦略にも投影され、海外での民主化支援の文脈でラップが利用される土壌となりました。
三者の関係性とそこにある摩擦
これら三者の関係は、以下のような構造として捉えることができます。
- リベラル派の外交方針が、USAIDの政策(表現の自由や若者の政治参加の促進)を決定する。
- USAIDは、その目的を達成するための強力な文化財(ソフトパワー)としてラップ(ヒップホップ)を採用する。
しかし、この関係には矛盾や批判も存在します。ラップは本来、アメリカ国内の既得権益や抑圧的な政府に対する「反体制の表現」として生まれました。そのため、アメリカ政府の出先機関であるUSAIDが、国家の外交利益や親米的な世論形成(プロパガンダ)のためにラップを利用することに対しては、文化の本質的な反骨精神を骨抜きにするものであるという批判が、国内外の知識人やアーティストから提起されることがあります。

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