野球にストライク・ゾーンがあるように、仕事やサービスにも許容範囲がある

ストライク・ゾーン 2ch / Twitter / Google / Youtube

範囲を超える要求をしたければ、追加料金を払え

値引きを要求するな。

「常識」は人それぞれ違うからな・・・

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2022年10月20日 マナーの良い客は割引価格、横柄な客には2倍以上の価格で対応するカフェ(英)

店員に対し横柄な態度で接する“カスタマーハラスメント(カスハラ)”という言葉をよく聞くようになったが、このほどイギリスのカフェが始めたカスハラへの対応策が話題を呼んでいる。丁寧に注文すれば1.9ポンド(約317円)でドリンクを購入できるが、ぶっきらぼうに注文した場合には2倍以上の5ポンド(約834円)を支払わなければならない。この料金設定の書かれたボードを置いたおかげで、店や客も互いに気持ちの良い対応ができているという。『The Mirror』などが伝えた。

話題の割引を実施しているのは、英ランカシャー州プレストンにあるカフェ「Chaii Stop」だ。オーナーのウスマン・フセインさん(Usman Hussain、29)は同店を訪れる客に対しスタッフへの態度を見つめ直してもらおうと考え、レジカウンターに割引価格を示した小さなボードを用意した。

そのボードには看板商品であるチャイティーの価格が3つ表示されており、商品名である“デシ・チャイ(Desi Chai)”とだけ言って注文した人は5ポンド(約834円)、「デシ・チャイをお願い」と注文した人は3ポンド(約500円)、「こんにちは。デシ・チャイをお願いします」と挨拶をして丁寧に注文した人には1.9ポンド(約317円)と書かれている。

全て同じ商品ではあるが、ぶっきらぼうに商品名だけを伝えて注文した人は丁寧に伝えた人と比較して倍以上の金額を支払うことになる。この制度を考えたウスマンさんは、「この方法は店員への態度を改める良い機会だと思います。残念なことに、私たちは自身の態度を見つめ直すきっかけが時には必要なのです。これまでに客の態度の悪さに悩んだことはありませんが、このボードを用意してからはお客さんがよりオープンになり一緒に笑うようにもなりました」とボードの効果を明かした。

ウスマンさんは「私にとって店を経営する上で最も重要なのは、お客さんを自宅に招いたゲストのように歓迎して接することです。こうした私たちの敬意が報われるのは嬉しいですよね」と店員と客の関係について話した。

ボードを設置してから同商品に5ポンドを支払った客はいないというが、ウスマンさんは次のように語っている。

「もしお客さんが丁寧に注文しなければ、私は設置したボードを指差します。するとお客さんはすぐに丁寧に注文し直してくれますよ。」

「特に朝は多くの人が店に来て不機嫌な態度を取ることがありますが、レジカウンター上のボードを見て自身の態度について考え直すのです。その人にどんなことがあって無礼な態度を取るのかは分かりませんが、そういう人でもこのボードがあることで気を許し、打ち解けた会話が始まり、お店を出る時にはネガティブな感情がなくなっているのです。」

このシステムを耳にした人からは「これは他人への態度を見つめ直せる良いアイディアだね」「お互いに敬意を払うのは大切なことだ」「携帯を操作しながら注文した人にも価格を上げてほしいよ」「逆に笑顔のないスタッフだったら無料でドリンクを貰えるっていうのもありだと思う」などといった意見が多数あがっている。

ちなみに2016年にはスペインにあるカフェが、「お願いします」や「ありがとう」を言わない客から罰金を取るという制度を始めて注目を集めていた。

Coffee shop owner charges customers DOUBLE the price if they fail politeness test