無断キャンセル 損害年間2000億円からお店を守れ!
[2019/11/12 15:23]
- 飲食店に嘘の宴会の予約をしたとして、男が逮捕されました。予約したのに当日に現れない「無断キャンセル」による被害は年間2000億円にも上っています。
- 職業不詳の小林恒夫容疑者(59)は6月、東京・有楽町の飲食店に電話で嘘の予約をしたとして逮捕されました。警視庁によりますと、小林容疑者の電話番号からは同じ日の同じ時間帯に近くの系列店、4店舗に予約が入れられていました。コース料金の金額の総額は約50万円に上ります。
- しかし、いずれの予約にも誰も来ず、すべてが無断キャンセルに。小林容疑者は「電話はしたが、予約はしていない」と容疑を否認しています。
- この無断キャンセルは通称「No Show」と言われ、経済産業省でも去年、対策レポートが発表されました。報告書によりますと、「No Show」の被害額は年間で2000億円にも上ると言われています。
- また、飲食店にとっては無断キャンセルだけではなく、予約の確認の電話をしてもつながらず、準備せざるを得ないケースや予約時間直前になってのキャンセル「ドタキャン」も同様に損失となります。2日前までに発生するキャンセルも加えると、その被害額は1.6兆円に及ぶと推計されています。
- 「No Show」やドタキャンによる損害をカバーするため、人気店の突然の空席を必要な人に知らせる仕組みもできています。カード会社「ダイナースクラブ」の「ごひいき予約.com」では、無断キャンセルやドタキャンによる飲食店の空席を買い上げ、会員にアプリやサイトなどで通知します。会員はこのシステムを使って即時に予約。登録されている店舗は通常では予約が取りにくい人気店が多く、会員にとっても有名店に行くチャンスとなります。
- こうした空席の再販の仕組みは経済産業省の会議でも取り上げられ、報告書では直前でもせめてキャンセルの連絡はしてほしいと呼び掛けています。
2ch / Twitter / Google / Youtube / gunbird / gnews 小林恒夫