ボルボのEVは世界的には販売がやや減少傾向
ボルボのEVは現在、世界的には販売がやや減少傾向にありますが、日本市場では好調なモデルもあります。特にボルボ「EX30」は日本で最も売れている輸入EVとして注目されており、2025年のグローバル販売台数は月間1万台超の好調なペースです。日本での価格設定も戦略的で、欧州価格とほぼ同等に抑えられています。2025年上半期の世界販売台数では、EVは前年同期比23%減の7万台ですが、プラグインハイブリッド車(PHEV)は堅調で増加しています。ボルボは2030年までに全車EV化を目指しており、国内でも2025年にEV販売比率35%を目指しています。
評価面では、EX30は航続距離や充電に対する課題にも対応しつつ、高性能ながらコンパクトな車格として高い評価を得ています。最新のモデルにはGoogleと共同開発のAndroid搭載インフォテインメントシステムやオンラインアップデート機能を備え、ユーザー利便性の向上にも力を入れています。
まとめると、ボルボEVは世界全体での販売は減少中ながら、日本では人気の輸入EVモデルがあり、性能や利便性の面でも高評価を得ている状況です。2030年の全EV化を目指す方針も明確で、今後の成長が期待されています。
2025年09月28日 EV失速の米国と脱炭素進む欧州・中国、ボルボは素材リサイクルで逆境越えるか
この記事は、米国でのEVシフトの停滞と規制緩和に対し、欧州や中国が脱炭素に向けた動きを加速させている中で、スウェーデンのボルボ・カーズがどのように生き残りを模索しているかを取り上げています。
ボルボの特徴的な戦略
- 工場のCO2排出ゼロ化を推進し、水使用量を半減させる計画
- 2030年までに新車部品の35%をリサイクル素材化
- 2040年に完全な循環型ビジネスへ移行を目指す
- 「メガキャスティング」を導入し、製造段階での排出削減を実現
- スウェーデンと中国工場をカーボンニュートラル化、スロバキア新工場もCO2ゼロ稼働予定
米国の状況
- トランプ政権がEVシフトを後退させ、環境・排ガス規制も緩和
- 気候変動リスクの深刻さを否定する姿勢が見られる
- 他国に比べEV普及加速が後れを取る状況
欧州・中国の動き
- 欧州は規制を強化しつつ、自動車メーカーがEV路線を加速
- 世界最大のEV市場である中国を重視する戦略が有効
- ボルボは関連会社ポールスターを通じて高性能EV市場にも参入
ボルボの立ち位置
- 販売規模では世界大手に及ばないが、持続可能性と循環型経済を武器に差別化
- サステナビリティの分野で先進的な企業として認知され始めており、フォーブスの「サステナビリティ・リーダーズ」にも選出
- 欧州・中国での需要に乗りつつ、素材リサイクルとCO2ゼロ工場によって競争優位を図ろうとしている
この構図を見ると、販売規模で劣るボルボは、EV大量販売による競争ではなく「環境指標をリードする企業」という立ち位置で国際競争を勝ち抜こうとしているといえます。
ボルボの戦略は米国市場の停滞を補い、むしろ欧州や中国の環境優先の流れに適合しているといえそうです。
2024年09月04日 ボルボ、2030年までに全新車をEVにする目標撤回 充電ステーション整備遅れや購入補助打ち切りで
スウェーデンの自動車大手ボルボ・カーは4日、2030年までに全新車を電気自動車(EV)にする目標を撤回すると発表した。新たに設定した目標では、30年までに新車販売台数の9割以上をEVかプラグインハイブリッド車(PHV)とし、最大1割をハイブリッド車(HV)とする。ボルボは4日に発表した声明で、充電ステーションの整備の遅れや各国政府のEV購入補助金の打ち切り、中国製EVに対する米欧の追加関税措置などの影響で、今後のEV販売の見通しが不透明になったことを撤回の理由に挙げた。ボルボは親会社が中国メーカーで、EVの一部は中国で生産している。中国製EVを巡っては、欧州連合(EU)が7月から暫定的に追加関税を課している。米国やカナダも追加関税を課す方針だ。
- EVはEV車だけを見れば確かにエコなんだろうが。残念ながら今だ技術が付いて行っていない。バッテリー製造、各環境での燃費、充電対策、コスト。燃料電池の劣化頻度などが分かりにくいので中古車での価値が今一。補助やブームで広がったが、このままいけば一度廃れるかもしれない。後1世紀、いや半世紀先に技術が追いつくまでは普及は無理だと思う。今の時点で次世代車。
- 数年前のヤフコメのBEV推進派の根拠。「2030年の世界のバッテリー生産計画を全部足したら、世界の自動車需要の大半がBEVになる。これは決定したこと。覆らないこと」「ボルボは完全BEV決めた。これは決定したこと。覆らないこと」と言いきる方が多く居ましたね。私がメーカーの計画は市場の需要で見直されるよと言っても聞く耳持たずでした。その方々は最近だんまりですね。
- 巷では数年前までEVの未来は明るい日本自動車は遅れていると連呼していたしヤフコメでトヨタのハイブリッド車の方がEVより優れていると書くと物凄い攻撃が来たがその方々は今どんな気持ちなんでしょうか?
- VWは国内工場を閉鎖するそうだし、中国市場頼みEV頼みのメーカーは進退極まって来た感じですね。トヨタやHVをオワコン化扱いしていたEV信者は何処に行ったのでしょう。元NECだったかのEV推しライターさんの記事も暫く見てないような。
- 恐らく数年後にさらに目標変更して最大1割がEVになると予想。
- 充電場所のせいにしてるけど大嘘だ!やっとEVはエコではないと気づいたんだ。
- 結局総崩れ、誰得だったんだ?
- 欧米も、中国と同じくらい無責任?お金のために綺麗事を強弁していただけでした
- v40くらいの大きさの作ってよ。今のラインナップはデカすぎて不便だって
- さて、ホンダはどうするのかな?
