- 本社所在地 大阪府大阪市鶴見区今津北5丁目2－23
- 設立年月 2023年08月
- 代表者（経営者） 児島 修（代表者名が明示されている唯一の情報源による）
- 資本金 情報非公開
- 従業員数 非公開
- 業務内容 主に建設業（詳細な内容は非公開）
なお、埼玉県の一六八架設（株式会社 一六八架設）は全く別の会社で、代表取締役が金内一人氏で所在地も春日部市なので混同に注意が必要です。
一六八建設（株式会社一六八建設）
- 大阪府大阪市鶴見区に本店を置く建設会社で、2023年08月に設立されました。同社は特に大阪・関西万博のアンゴラ館内装工事に関わったことで最近話題となっています。
主な問題点は以下の通りです。
- 無許可営業による営業停止処分
大阪府は一六八建設が建設業法の許可を得ずに内装工事を請け負ったとして、2025年08月6日から30日間の営業停止処分を科しました。これはアンゴラ館建設工事を無許可で行ったためで、大阪府の調査で事実が確認され、同社の弁明も受け入れられなかったためです。 - 工事費の未払い問題
一六八建設は複数の下請け業者に対して工事代金の未払いを続けており、この未払い問題が社会問題に発展しています。下請けの業者は倒産危機に陥り、生活困窮や自殺の危険性も指摘されています。未払いの理由として一六八建設は借金返済や会計責任者の持ち逃げを挙げているが、対応は不十分で被害者の会も結成されています。 - 複雑な多重下請け構造
万博関連工事は多重下請け構造で（一六八建設が4次下請け）、最終的に実際の工事を行った下請け業者は資金繰り悪化による工事中断状態で、アンゴラ館の開館にも影響が出ています。 - 行政の対応と社会的影響
大阪府知事も「許されない行為」として厳重処分を表明しており、他にも無許可疑惑がある工事案件が調査中です。国や万博協会は民間契約への介入をしない立場ですが、中小建設業者の苦境に対して適切な支援策が求められています。
まとめると、一六八建設は関西万博のアンゴラ館工事において無許可で営業し、大阪府から営業停止処分を受けるとともに、多くの下請け業者への工事費未払い問題で社会的に大きな問題となっています。これにより関連工事の遅延や倒産の危機なども発生している状況です。
【独自】“無許可＆工事代金未払い” 万博アンゴラ館の建設業者に大阪府が『営業停止処分』を決定
大阪・関西万博の「アンゴラパビリオン」の工事に関わった大阪市の建設業者「一六八建設」が、建設業法で必要な許可を得ずに無許可で営業していたことが判明し、大阪府はこの業者に対し、2025年08月6日から30日間の営業停止処分を決定しました。
背景と問題点
- この建設業者は許可を申請する予定だったものの、担当者の連絡が取れなくなり、結局許可申請を出せなかったことが2025年03月に判明していると業者側は説明しています。
- 工事代金の未払い問題も起きており、下請け業者間で約4300万円の支払いが滞っていることから、「被害者の会」が設立され、救済を求める動きもあります。
- この未払い問題に関連して、担当者が現金約1億3000万円を横領した疑いもあり、解決が急務とされています。
大阪府の対応
- 2025年06月に業者に改善を求める勧告（建設業法に基づく）を実施し、無許可営業の疑いについては弁明の機会を与えたが、無許可の事実を覆す証拠は出なかったため、厳しい行政処分に踏み切った。
- 吉村洋文大阪府知事は22日の記者会見で、「無許可事業を覆す事実が出てこなかった。許されるものではないので厳しく対応する」と述べ、他にも同様に無許可営業の疑いがある業者が2～3件あることから、引き続き厳正に対応する意向を示しています。
この処分は業者の営業活動に対し重大な影響を与えるとともに、建設業界のルール遵守の徹底を図る狙いがあります。未払い問題や疑惑の裏金問題も含め、今後、解決策が注目されています。
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