日本軍を中国大陸から駆逐した結果、共産党政権が誕生した
マッカーサーは、真の敵は日本ではなくソ連であり、日本軍を中国大陸から駆逐した結果、共産党政権が誕生したことを歴史的な反省として捉えていた。彼は、アジアにおける日本の長年の反共の役割を認識し、その義務と責任を最終的にアメリカが負うことになったと理解していた。朝鮮戦争中、マッカーサーは中共とソ連の連携による脅威を強く意識し、日本の防衛強化を急務とみなしていた。彼のこうした立場は、戦後のアジア地域における共産主義との闘いにおいて重要な意味を持っている。
マッカーサーが「真の敵はソ連」と考えた根拠
1950年の朝鮮戦争勃発による共産主義勢力の急速な拡大とソ連・中国の直接的な関与にある。彼は日本を戦後当初は「侵略国家」と見なしていたものの、朝鮮戦争を経て日本が大陸で戦争を始めたのは安全保障・自衛のためだったと認識を改めた。つまり、ソ連を中心とする共産主義勢力がアジア全体の脅威であり、日本の戦争はその包囲網を突破しようとした側面があったと理解したのだ。こうした認識は、共産主義拡大を阻止するためにアメリカがアジアにおける反共政策を強化する背景となっている。
アメリカ資本との結びつき、そして自身の名誉や将来の政治的野心と密接に関係
マッカーサーのフィリピン権益
ダグラス・マッカーサーのフィリピン権益については、以下の点が重要です。
- マッカーサー家は父親の代からフィリピンで強い影響力を持ち、現地の財界やアメリカ資本の権益と深く関わっていたとされています。
- マッカーサー自身も複数回フィリピンに赴任し、アメリカ極東陸軍司令官やフィリピン軍元帥などの要職を歴任し、現地エリート層と強い人脈を築いていました。
- フィリピンの統治権をアメリカに戻すことは、アメリカ資本にとって大きな経済的利益があり、マッカーサーもその恩恵を受けていたと指摘されています。
- そのため、第二次世界大戦中のフィリピン奪還作戦においても、マッカーサーは「フィリピンへのこだわり」が強く、軍事的・政治的理由だけでなく、個人的・経済的な権益や名誉回復の意図も背景にあったと考えられています。
まとめると、マッカーサーのフィリピン権益とは、父親の代から続く現地での政治的・経済的な影響力、アメリカ資本との結びつき、そして自身の名誉や将来の政治的野心と密接に関係していました。
なんか日本人って、世界一他人に厳しい民族になっちゃったね。
東洋人は勝者にへつらい、敗者をさげすむ習性
もともとマッカーサーは「東洋人は勝者にへつらい、敗者をさげすむ習性がある」と常に語っていた
さすがマッカーサーわかってらっしゃる
日本語に「判官贔屓」という言葉がある
西洋人はどうなんだ?
一方では、判官贔屓だったりするけどな。
本質は同じだけど。
東洋人は思想がない
要は思想がないんだよな
動物並みの情緒しか持ち合わせてない
東洋人は感情で動いてる
感情で動いてるからね。
それが悪いとばかりは言えないけどな。
ただ、政治や法律にまで感情を持ち込むべきじゃないわな。
マッカーサーの呪い 永久革命の種: 今なおアメリカの罠に嵌まったままの日本
戦後日本におけるアメリカの影響と、その精神的・社会的な「呪縛」**をテーマにしたオピニオンノンフィクションです。
本書の主張の中心は、日本人の心に「戦争犯罪に対する自責の念」を植え付けるプログラム(WGIP:War Guilt Information Program)が、戦後70年以上にわたり深く根を下ろし、自律的に再生産されてきたという点です。このWGIPの影響により、現代日本社会にはアメリカの意図した「罠」が今なお根強く残っていると著者は論じています。
- タイトルの「マッカーサーの呪い」は、連合国軍総司令官ダグラス・マッカーサーによる占領政策の負の遺産を指します。
- 「永久革命の種」とは、戦後に蒔かれたWGIPなどの思想的な種が、日本人自身の手によって再生産され続けている現状を表現しています。
- 著者は、日本が自律的な国家としての精神を回復できていない現状を批判的に分析し、今も「アメリカの罠」に囚われていると警鐘を鳴らしています。
この本は、戦後日本の精神構造や歴史認識問題、日米関係に関心がある読者に向けて書かれています。