アメリカのヒュンダイ工場は死亡事故が多発する危険な職場だった

韓国・北朝鮮

 

2025年10月12日 ICEによる摘発前にヒュンダイ工場は死亡事故多発の危険な職場だった

2025年9月4日、アメリカ・ジョージア州の現代自動車(Hyundai)とLG Energy Solutionの合弁による電気自動車バッテリー製造工場(建設中)で、米移民・関税執行局(ICE)ら多数の連邦・州捜査官が大規模な不法就労摘発を行い、約475人の労働者(うち300人以上が韓国国籍)を拘束しました。この摘発は米国内史上最大規模の単一拠点での移民取締となっています。

この工場は2022年から建設され、7億6千万ドル投資規模で3,000エーカーの広大な敷地に電気自動車およびバッテリー製造が行われる予定で、約1,200人を雇用していました。摘発に先立ち、3名の労働者が死亡、12名以上が重傷を負うなど、労災の多発する危険な現場とされていました。

拘束者の多くは不法就労やビザの期限切れ、観光ビザやビジネス短期滞在ビザ(就労禁止)での就労が疑われ、現場では逃走を試みて下水道の池に隠れた者もいました。今回の摘発は数カ月にわたる捜査の結果であり、鉱物規模のICEやFBI、DEAなど多くの機関が協力して行われました。

韓国政府は強い懸念を示し、外交官を派遣し拘束者の権利保護を求めました。拘束された韓国人の多くは帰国のための調整が行われ、強制送還は回避される見込みです。一方、現代自動車は調査を開始し、サプライヤーや下請け会社が法令を遵守しているか確認を進めています。

この事件はトランプ政権の不法移民取締強化政策と、国内製造業の育成政策との狭間での摩擦として注目され、米韓関係にも影響を及ぼしています。

また、この工場は安全面でも問題が多く、2022年以降に3人の労働者が死亡、フォークリフトによる圧迫事故や墜落事故も複数回発生していたことが判明しています。これらの労働災害はプロジェクトの規模から見て異常に多いと指摘されています。

以上より、現代自動車のジョージア州工場は、大規模投資と雇用創出の期待の一方で、安全管理の不備と不法就労の問題を抱えた現場であり、ICEの摘発によりこれらの問題が一気に表面化したと言えます。

 

 

2025年09月08日 ヒュンダイ米工場で大量拘束 韓国籍300人を含む違法労働

2025年9月4日、アメリカ・ジョージア州エラベルにある現代自動車グループの電気自動車(EV)バッテリー工場建設現場で、米移民・関税執行局(ICE)などが大規模な不法就労摘発を実施し、約475人が拘束されました。そのうち300人以上は韓国籍の労働者でした。

摘発は過去最大規模の単一拠点に対する移民取締であり、拘束者は不法滞在や不法就労の疑いで拘束されました。捜査には複数の連邦機関が参加し、現代自動車グループのEV関連建設プロジェクトに対して行われました。工場はLGエナジーソリューションと共同で運営されており、約8,500人の雇用を生むとされている大規模な建設現場です。

韓国政府はこの摘発に対し遺憾の意を示し、拘束者の権益保護や帰国支援のため米側と協議を進めました。現代自動車は労働法規および移民規則の遵守に努めているとコメントし、建設作業は一時中断されたもののEV組立工場の操業には影響が出ていません。

また、この工場では過去に死亡事故や重傷事故が複数発生しており、安全面でも問題が指摘されています。

 

 

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