米国・ロシアの経済戦争開戦?
本当なら、日米の株価・ドル高はいったん収束するかも
プーチン大統領 原油下落で平静呼びかけ
国内外の石油大手のトップらと会談
OPEC=石油輸出国機構が減産を見送ったことで原油の先物価格が急落しましたが、産油国でもあるロシアのプーチン大統領は国内外の石油大手のトップらと会談し、「特別なことではなく、受け入れられる」と述べて、平静を保つよう呼びかけました。
ロシアでは、ウクライナ情勢を巡る欧米などの制裁に加えて、OPECの減産見送りによる原油の先物価格の急落で経済が悪化するとの観測が広がり、通貨ルーブルがドルに対して最安値を更新したほか、エネルギー関連企業を中心に株価も下落しました。
こうしたなか、プーチン大統領は28日、南部のソチでノバク・エネルギー相や「ロスネフチ」など国内の石油大手のトップを同席させ、ロシアでの油田開発に参加しているフランスの「トタル」の幹部らと会談しました。
- アメリカがシェールガス開発を止めない
- オペックが石油優位を保つために値段を下げる
- 欧米の経済制裁・原油安・ルーブル下落でプーチン涙目
- 意外とやばい?
- 石油での収益がプーチンの権力の源泉だからね
- アメリカが減産せずに価格下げてるんだよ。ロシア潰しだったのか
- イラン~ロシアへ肘鉄狙いな見方もあったらしいがどうやら効いてるぽいwww
- また最貧国に逆戻り。ロシアのスーパーのものが無くなるな。軍事力しなかい乞食国家に。。。
- 相当動揺しておるの。国家財政を資源の売り上げで賄う、資源国型財政運営モデルの崩壊は近いな。あらたに税金を徴収するか、既存の税金の税率をUPするか支出を抑える緊縮財政にするか。
- ロシア潰すのに鉄砲はいらないの格言
- ロシア人もそろそろ騙されてたって気づくだろ。欧米に譲歩しない姿勢が評価されてたけど、それって反日で人気維持する特アとたいして変わらんからな
- ちょっと前に見た、NHKBSのロシアのニュースだと、来年度の国家予算は、1バレル80ドルの計算で収入予測してるんだと、その時の専門家の予測値だとか。いまや、1バレル70ドル代も危うくなってきて、、、、。ただ、今回のOPECで一番怒っていたのは、ベネズエラだそうだけど
- 欧米のプーチン排除のための原油安誘導策かな?サウジアラビアの背後にはあの国がいるみたい。チェチェン反政府勢力に資金援助を続けてきたのはサウジアラビアという噂がある。あの国とサウジアラビアはロシアの力を削ぎたい。それには、世界で通用する重要な資源である石油の価格を、ロシアのプーチン大統領の政権基盤が駄目になるまで下落させるつもりじゃないかな!?そしてロシアを支えてきた強固なプーチン体制を瓦解させれば、石油の価格決定権を握れるのはアングロサクソン系の石油メジャーが主体になり、その時から急に石油価格が暴騰し始めるかも。それまではプーチン大統領を失脚させるために、限りなく石油価格を下落させ、安定的に石油が産出し続けられるサウジアラビアは圧倒的な産出量で価格を低下させ、
市場支配を浸透させてロシアやベネズエラといった、旧共産圏の同盟国の財源である石油価格を価格破壊して市場から締め出し、これらの同盟国も政権が倒されるように誘導する。その後で敵がいなくなったらサウジが急に減産を決定して、石油価格が急上昇させられるというシナリオを私個人は憶測しました。 - このチキンレースの勝者(最も損が小さいとも言える)のって、結局アメリカなんだよなあ。サウジはアメリカにどんな見返りを要求したのだろう?プーチンがこのまま黙ってる訳はないので、どんな手を打ってくるのかも興味津々
- ソ連が崩壊したのもアメリカとサウジが組んで原油価格を下げ続けていたからだ、という分析もあるしね。サウジとかは40切っても採算採れるし、競争相手の力を削ぐ点で内心は喜んでいるかも。
- ソ連が崩壊したのも原油安が原因だしな。なんだかんだいって、ソ連時代からずっと石油とガスだけの国。
- 不穏な空気が少しある。ロシアをファイナンスでコロ話が出てる。ウクライナ問題でロシアに面目を丸つぶれにされた米国と欧州が、反撃に出る話。米国がメンツを潰されて、おとなしく引っ込むはずが無い。先日のOPEC(オペック。石油輸出国機構)で原油生産の減産しないことを決定。これは、結構、衝撃的だった。原油価格は下落する。この背後にいるのが米国とOPEC以外の原油生産を潰したい、OPECの盟主サウジアラビア。狙いはロシアの原油輸出とそれに依存する経済の破壊。OPECの原油価格が下がれば、ロシアの原油を買う国が無くなる。実際、OPECの決定後、ロシア通貨のルーブルは下落、ロシア国債保証コストが3年ぶりの高水準に。オバマの側近は、ロシアの通貨、国債、株を徹底的に潰すと発言。経済戦争だ。本当なら、狙いは、ルーブルのデフォルト。1996年も同様のことが起こった。始まりは、やはり、OPEC原油価格の下落から。ロシアの原油が売れなくなり、税収減少で、対外債務が支払えず、ロシア国債は90日間、払い戻し停止処置を取った。ルーブルの価値が激減。当時のロシアは資本主義に移行したばかりで、経験の浅いロシア国内の銀行や企業は、資本調達や支払契約をドル建てで行っていたので次々破綻した。その後、ロシアと米国は合意したはず。原油価格は戻され、また、ロシアの原油は輸出できるようになり、ロシア経済は回復した。米国・ロシアの経済戦争開戦が本当なら、日米の株価・ドル高は、一旦、収束します。FXやっている人は気をつけて。
ロシア経済思っている以上に切迫した危機 危機を自ら招いたプーチン氏
原油安・通貨安・制裁に苦しめられる手負いの経済
Oil falls below $80 but floating ruble seen mitigating pain for Russia 07 November 2014(原油価格は80ドルを下回ったが、連動するルーブルはロシアへの痛みを軽減する見通し)
ロシア・アルファ銀行のチーフ・エコノミスト、ナタリア・オルロワによると、『原油価格は11月5日、過去4年間で最安値となる80ドル弱にまで下落しました。これは、サウジアラビアや他のOPEC諸国が生産量の削減を拒んだ結果を反映したものです。
しかし、エコノミストの見解によると、原油価格が大きく下落したにもかかわらず、変動相場制に移行したルーブルは、実際、ロシア経済に対する悪影響の大部分を緩和させています。
『前回、引き起こされた原油価格の崩壊(1997年には10ドル台にまで下落し、ロシア経済が破壊されたが、『アジア通貨危機』という背景もあり、暫くその状態が続いた)に比べると、今回は大きな違いがあります。今回は当事とは違い、ルーブルは『変動相場制』に移行しています。これが原油価格ショックの大部分を吸収してくれており、ロシアとしては、為替レートを支えるために通貨準備金を浪費する必要もなく、準備金を維持し続けることが可能なのです』
アルファ銀行は、原油価格は2015年には100ドルの大台を回復することが期待されることから、かなり楽観的な見通しを立てている。チーフ・エコノミストのオルロワによると、『この前提に立つと、1100億ドルの経常収支の黒字に支えられ、GDPは1%の成長が見込まれれ、予算の不足額はGDPの0.4%(70億ドル)と非常に僅かです。ルーブル安によってもたらされる余剰歳入は、内閣にとっては好都合で、投資を成長させるために資金を振り向けることが可能
になるのです。これは、来年の経済成長の原動力になるものと期待されます。
ルーブルの為替レートが 1ドル当たり、40から45ルーブルの辺りで変動していれば、2015年の原油価格が1バレル当たり100ドルと想定した場合、ルーブル安のお蔭で2014年にもたらされる歳入の余剰は、市場からの借り入れをすることもなく、予算の不足をカバーするのには十分です』
ブラジルも、ロシアも、悲惨なことになりつつある
2013-07-09
2013年6月に入ってから動揺しているのは中国だけではない。ブラジルも食品価格で起きていたインフレに、バス値上げが重なって、突如として反政府デモが湧き上がっていった。
これによってジルマ・ルセフ大統領の支持率が急落し、一挙に30%台になってしまった。このブラジルの危機は7月に入ってからも継続しており、すでに野党との連立が危うくなった。
ブラジルの株式市場もデモが起きた6月からずっと下落を続けており、2013年7月8日にはシティー・グループが投資判断を引き下げたことからまたもや下値を探る転換になっている。
ブラジルはこれを期に景気後退に入り、ジルマ・ルセフ大統領はより追い込まれていく可能性も高い。
新興国の雄である中国とブラジルがこのような状態ならば、ロシアはどうなのか。実は、ロシアは一足早く、もっと悲惨なことになっていた。
2013年に入ってからロシアはほとんど経済成長しておらず、2013年の第一四半期のGDP(国内総生産)の伸び率は、たったの1.1%にすぎなかった。1%台と言えば、もはや新興国の成長率としては語るに値しない。
ロシアがもう「終わった国」だと言われて世界から見捨てられているのは、もはやプーチン大統領のエネルギー政策が意味のないものになってしまったからである。
なぜなら、アメリカのシェールガス革命で、今後は石油・ガスの価格が下落したまま推移する可能性が高いからである。
シェールガスで世界のエネルギー事情は完全に変わってしまったのだ。(シェールガスによってアメリカが有利になったのは重大な事実)
何らかの劇的な転換がない限り、ロシアの衰退は決定的だ。もう誰も、酔っ払いを膨大に抱えるロシアに投資しようと思わないだろう。