【独自】中国系詐欺組織幹部、複数回入国 米英の経済制裁前後、資産保全か
米英から経済制裁を受けているカンボジアの中国系犯罪組織「プリンス・グループ」の幹部が、制裁前後で日本への出入国を繰り返していたことが判明しました。
この組織は特殊詐欺や人身売買への関与が指摘されており、他国が資産没収を進める中で、法整備が遅れている日本が資産の逃避先として利用された懸念があります。
経済制裁下の幹部による日本入国
米英政府がアジア最大級の犯罪組織として制裁対象に指定した「プリンス・グループ」の幹部、陳小二氏が、制裁発表後も日本への出入国を繰り返していたことがフライトデータの分析で明らかになりました。
陳氏は、現在中国で拘束されている同グループのチェン・ジー会長の側近であり、組織の運営において重要な役割を担っていた人物とされています。
日本が選ばれた理由と資産保全の懸念
米国、韓国、台湾などの当局が組織の資産没収に動く中、陳氏が日本を頻繁に訪れていた背景には、日本の法制度の隙間を突いた「資産保全」の目的があると推測されています。
日本は国際的な犯罪収益の没収に関する法整備が他国に比べて遅れていると指摘されており、制裁対象者が身の安全を確保しながら資金を隠匿する場所として選ばれた可能性があります。
フライトデータによる裏付け
共同通信による「フライトレーダー24」などの航空機信号の分析によれば、陳氏が関与していると見られる小型機が、成田空港とプノンペンの間を制裁発表後に複数回往復していました。
この機体はサンマリノ籍の登録となっており、制裁の目をかいくぐるような不自然な移動実態が浮き彫りになっています。

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