公立の教員は自主退職が認められていない
不祥事を起こした場合、公立の教員は地方公務員法に基づく懲戒処分になる。嫌疑の段階で懲戒手続きが始まり、自主退職は運用上、認められていない。
私立学校は自主退職が認められる
これに対し、私学の場合は学校法人が就業規則に基づき処分を決める。民法では、従業員は退職届の提出から２週間で退職になると定めている。そのため、私学の教員は警察が捜査をしていても、退職がそのまま認められる。
懲戒免職・解雇は教員免許失効、自主退職では失効せず
懲戒免職・解雇になると教員免許は失効するが、自主退職では失効せず、別の学校で教壇に立つことも可能だ。ただし、禁錮刑以上に処せられると、免許は失効する。
私立は教員の不祥事が生徒募集に直結、穏便に処理される
私学のコンプライアンスに詳しい日本女子大の坂田仰教授(教育制度論)は「私立は教員の不祥事が生徒募集に直結するため、穏便に処理されるケースが多い。解雇に相当する行為をしている人数はもっと多く、調査で得られた数字は氷山の一角だろう。公立私立を問わず、わいせつ行為をした教員は原則、懲戒免職・解雇とすることを徹底し、教員免許を取り上げるべきだ」と話している。
私立高校はイメージダウンがこわい、表沙汰にしない
私立高校はイメージダウンがこわいから、世間に知られたらまずい内容のことでも、公にせず、内々に処理して表沙汰にならないようにしていることが多い。
学校の評判と実際はかけ離れている
知り合いの退職した私立校教員からよく聞く話ですが、世間のその学校への評判と実際の中身はかけ離れていると。評価が高い学校ほど生徒集めの苦労がないので、実際の教員は力がなくても、多少不祥事起こしても表面化しなくてひどいものだと。それを知っている教員たちは低評価でも本当にいい学校へ子供を行かせいると。なので私立校教員の子供が通っている学校が本当にいい学校だそうだ。どんな業界でも中の人が使っているものがいいものだという事か。
補助金貰ってんだから行政の権限がもっと強くて良い
私学もたくさんの補助金貰ってんだから行政の権限もっと強くて良いと思うが。
内々に収めずにすぐ警察に通報で良い
生徒側も学校のことだからって内々に収めずにすぐ警察に通報で良いと思うな。いじめとかもだけど。
私立は管理職以外1年契約の契約社員ばかり
私立なんて生徒が来なければ倒産ですし、毎年コンスタントに生徒が来る保証はないので管理職以外1年契約の契約社員ばかりでしょう。2年目からは給料上げなきゃいけないし、5年？以上勤めたら期間の定めのない雇用契約にしなければいけないし。ただ教員目指す人も減っているし、そういう学校は毎年募集かけていて教員目指している人から要注意学校として認識される可能性はあるから遅かれ早かれ自分たちに返ってくるでしょうね。つまり要注意学校なのでどこにも採用されない質の悪い教員しか来なくなる→学校の評判が落ちる→生徒来なくなるのループ
私立学校の「わいせつ教師」は水面下に
このニュースは、「昨年１２月、文部省が、わいせつ行為で懲戒免職となり、免許が失効した教員を、官報に氏名とともに、あらたに処分理由を明示できるよう教員免許法施行規則を改正する方針を明らかにした」に対して、私立学校にも対応するものと思っていたが、「公立の教員は地方公務員法に基づく懲戒処分になる。これに対し、私学の場合は学校法人が就業規則に基づき処分を決める」という、まったく扱いが違う事になるらしい。私立学校は、民法の枠内での解釈(一般の雇用契約)が適用される為、刑事罰が決る前の自主退職が優先されるとの事で、この時点で「わいせつ教師」は水面下に潜ってしまう事になっている。しかし、私立学校が「教員免許」を頼りに採用をしているのであれば、文部省の指針に該当するような行為が教師に発生した場合、私立学校も文部省に報告する義務を課し、文部省は情報をもとに官報に掲載するべきであると思う。
父兄つながりの政治家や財界の有力者を動かして、記事を差し止め
その昔、東京あたりの名門私立校では、不祥事がマスコミに出そうになると、父兄つながりの政治家や財界の有力者を動かして、記事を差し止めにしていたものだ。昔、なにかで読んだ記事で、某私立女子校ではシスターが「神に祈ったから」不祥事が表に出なかった、と書いてあった。なんの自慢だかなんだかw今はネットがあるから、隠すのは無理なんじゃないかな。
私立はなんでも問題があれば隠す体質
私立はなんでも問題があれば隠す体質にあると思う。知り合いのところなんて、生徒の飲酒や喫煙、はたまた成人なら即全国ニュース&逮捕案件も、停学や退学として処理していない。つまり大学などに出す調査書には書かないらしい。
地方の私立は県立を落ちた場合の受け皿
高校の話だが、私立優位の首都圏と異なり、地方では一部の有名校を除いて県立上位の風潮が強く、私立は県立を落ちた場合の受け皿という位置づけのところが多い。少子化で経営も厳しく、非常勤の時間講師の割合が公立に比べて高くならざるをえない。こうした背景から見ても、教員の不祥事が発生する割合は公立の場合よりも高いことが容易に推測される。「氷山の一角」というのは、おそらくその通りだろう。
理事長の好みやその日の機嫌の良し悪しで決まる
就業規則ったって、解雇事由を事細かに規定しているわけではないからね。たいていは「その他前各項に類する行為」に該当するかどうかの判断になるわけだが、こんなもんは理事長の好みやその日の機嫌の良し悪しで決まることだから……。大学未満の学校法人なんて、セクハラ、パワハラも度を越さない限り許される。ちょっと怖い系の親方が経営してる中小企業みたいなものだと思って貰えばいい。