倉本幹太(29)

強殺容疑者、8千万円損失抱える ギャンブルで困窮か、動機を捜査

広島県三原市の強盗殺人事件で逮捕された倉本幹太容疑者が、ギャンブルで約8千万円の損失を抱え、経済的に困窮していたことが捜査で判明しました。

警察は、被害者への借金返済を免れる目的や、別の殺人事件の口封じが動機だったとみて捜査を進めています。

ギャンブルによる巨額の損失と経済的困窮

捜査関係者への取材により、倉本容疑者が昨年5月からの1年間で、ボートレースや競輪などのギャンブルに多額の金を投じ、約8千万円もの損失を出していたことが明らかになりました。

容疑者は以前勤務していたリフォーム会社から金をだまし取った詐欺などの疑いで今年4月以降に3回逮捕されており、当時から極めて深刻な金銭トラブルを抱えていた実態が浮き彫りになっています。

事件の経緯と口封じの可能性

容疑者は今年3月、自営業の徳田雅希さんを殺害し、借金700万円の返済を免れた強盗殺人の疑いで6月に逮捕されましたが、現在は容疑を否認しています。

3月9日の事件当日、容疑者と徳田さんが2人でダンプカーに乗り、遺体発見現場の方向へ向かう姿が確認されていますが、同日夜に1人だけで戻る容疑者の姿が防犯カメラに記録されていました。

さらに、今年2月に東広島市で発生した別のリフォーム会社経営者殺害事件について、警察は容疑者と徳田さんの2人が関与したとみています。

徳田さんがその事件の捜査線上に浮上したことを知った容疑者が、警察への発覚を防ぐための口封じを目的として、徳田さんを殺害・遺棄した可能性が高いとみて、警察は詳しい動機や背景を調べています。

 

 

概要

2026年6月29日、広島県警は広島県三原市の会社敷地内に男性の遺体を埋めて殺害したとして、広島市南区の無職・倉本幹太容疑者(29)を強盗殺人容疑で逮捕しました。

倉本容疑者は別の殺人放火事件への関与も疑われており、被害男性はその事件の共犯関係にあったとみられています。警察は「事件の口封じ」と「借金の返済を免れること」の2つを動機とした犯行とみて捜査を進めていますが、倉本容疑者は「私はやっていません」と容疑を否認しています。

判明している事件の経緯と背景

事件の構図には、2026年2月に発生した別の殺人放火事件が深く関係しているとみられています。

  • 2026年2月(東広島市の殺人放火事件)
    東広島市のリフォーム会社社長(当時49歳・倉本容疑者の親族)が殺害され、自宅が放火される事件が発生しました。警察の捜査により、倉本容疑者と地元の同級生である徳田雅希さん(当時29歳)の2人が共犯として浮上しました。
  • 2026年3月(三原市の強盗殺人事件)
    徳田さんが警察の捜査線上に浮上したことを知った倉本容疑者は、自身の関与発覚を防ぐ(口封じ)目的、および徳田さんへの借金約700万円の返済を免れる目的で、徳田さんを殺害した疑いが持たれています。
  • 犯行の手口
    倉本容疑者は三原市の土地管理者から個人で整地作業を請け負っており、その現場へ徳田さんを誘い出しました。あらかじめ重機(パワーショベル)で深い穴を掘っておき、徳田さんを落としてダンプカーで大量の土砂をかぶせ、生き埋めにして窒息死させたとみられています。防犯カメラには、2人で現場へ向かい、帰りは倉本容疑者が1人で車を運転して戻る姿が映っていました。
  • その他の金銭トラブル
    倉本容疑者はこれ以前にも、勤務先や取引先から計約400万円をだまし取ったなどとして詐欺罪で起訴されていました。複数の横領や詐欺の被害総額は1000万円以上にのぼり、それらの資金はギャンブルに費やされ、総額で8000万円もの損失を出していたという情報も浮上しています。

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