NHKと有識者会議が論戦開始 歴史認識めぐり公開質問 記者会見全編
要約
- 2025年5月30日、「日本の真の独立を目指す有識者会議(ECAJTI)」は日本記者クラブで記者会見を開き、NHKに対して歴史認識の是正と戦後報道の見直しを求める2回目の公開質問状を発出したと発表しました。
主な論点・要請内容
- GHQ占領下で植え付けられた歴史観の継承を問題視し、NHKが「太平洋戦争」という呼称を使い続けていることを批判。「大東亜戦争」や「日米戦争」など、正式名称への変更を求めた。
- NHKが過去の報道でGHQの思想工作に加担したとし、これまでの歴史報道の見直しと、歴史の真実に基づく特集番組の継続的な制作・放送を要請した。
- 1950年代~60年代前半のNHK幹部・春日由三氏の証言(GHQ指導下でプロパガンダ番組「真相はこうだ」の制作を強制された体験)を引用し、NHKとしての見解と必要なら特集番組制作を求めた。
- 毎月9日を象徴的な「反省と再出発の日」と位置づけ、同日に歴史特集番組を放送するよう提案。
NHKの対応と有識者会議側の主張
- NHKは1回目の質問状に対し、「GHQの統制に対する専門家の検証は意義があるが、過去の特殊な政治体制下の経緯をもって現在のNHKに懺悔が必要という主張にはやや飛躍がある」と回答。
- 有識者会議はこの回答に納得できず、「GHQ占領下で歪曲された歴史認識をNHKが約80年踏襲してきたことが問題」として、2回目の質問状を提出。
- 会見では「日本唯一の公共放送NHKと既存メディアが戦勝国の歴史観を基にした報道で国民に自虐史観を伝え続け、日本の独立国としての自立を妨げてきた」と強調。
今後の展望
- 有識者会議は今後もNHKおよびメディア批判を強め、日本の真の独立と歴史認識の是正に向けて活動を継続する方針を表明。
この記者会見の全編はEPOCH動画などで公開されています。