福島雅典 京都大学名誉教授 1948年生まれ
公開後に複数の問題点や指摘がなされ、撤回された
ご質問の論文は、2024年4月に発表された「日本におけるCOVID-19パンデミック時のmRNA-脂質ナノ粒子ワクチン3回接種後のがんの年齢調整死亡率の上昇」というタイトルの医学論文です。
この論文は、公開後に複数の問題点や指摘がなされ、2024年6月26日に掲載されたCureus Journalの編集長によって正式に撤回されました。撤回理由は、以下の通りです。
- 論文で提示されたワクチン接種群と未接種群のデータや調査方法が明示されておらず、不十分かつ不適切な研究デザインであったこと。
- がん超過死亡率の上昇とワクチン接種との関連を示す証拠が論文にないこと。
- 解析モデルの設定が検証されておらず、超過死亡の判定が恣意的であったこと。
- がんの自然経過や時期的整合性が論文の仮説に合致しないこと。
著者らはこの撤回に同意しない意向も示していますが、編集部の判断によるものであり、論文は撤回後も閲覧は可能ながら撤回記事として扱われています。
このため、この論文は学術的に正当性が認められず、ワクチンががん死亡率を上げると結論づける根拠はないとされています。
総じて、この論文は正式に撤回されたため、科学的根拠のある見解とは言えません。
あ、撤回されたんだ笑
文春オンラインで福島氏が自説を連載していた論文ですね
CureusはIF=1.2とかだし査読甘いのかなと思ってたけど、撤回だそう
撤回されたとて一般人は気づかないし
文春の記事は訂正もされず残っているし
信じてしまった人は恐らくたくさんいる
ほんと”言ったもん勝ち”だよなぁ…
あ、撤回されたんだ笑
文春オンラインで福島氏が自説を連載していた論文ですね
CureusはIF=1.2とかだし査読甘いのかなと思ってたけど、撤回だそう撤回されたとて一般人は気づかないし
文春の記事は訂正もされず残っているし
信じてしまった人は恐らくたくさんいる
ほんと"言ったもん勝ち"だよなぁ… https://t.co/BlY09r7iXV pic.twitter.com/iyq5pyehVn— 佐藤明 (@papaof2angels) August 11, 2024
2024年05月10日 卵巣がん、白血病、前立腺がん…「がん超過死亡率は上昇している」京大名誉教授らが論文発表《コロナワクチンとの関係に言及》
この記事は、2024年5月10日に「文藝春秋」編集部が公開した、京都大学名誉教授・福島雅典氏らによる論文を取り上げたものです。内容を整理して要約します。
概要
- 福島氏と筆頭著者・宜保美紀氏(高知県の臨床医)らが発表した論文は、日本国内での新型コロナmRNAワクチン3回接種後に、がんの年齢調整死亡率が上昇していると分析したもの。公開後、極めて大きな反響を呼びました。
論文の主張
- 2020年(パンデミック初年)には有意な超過死亡は見られなかった。
- しかし2021年(1~2回目接種後)に一部がん種で、2022年(3回目接種後)には**全てのがん種・特定がん(卵巣がん・白血病・前立腺がん・膵がん・乳がんなど)**で有意な超過死亡が確認された。
- 論文では次の3条件を満たす厳密な分析を実施したとされる:
- 年齢調整死亡率を使用
- 死因別の分析
- 少なくとも過去10年の推移を統計的に検証
福島氏の見解
- 「すべての原因がワクチンにある」と断定する意図はないが、接種時期と死亡率上昇の一致は無視できない。
- 従来、がん死亡率は2006年のがん対策法成立以降、一貫して低下していたが、2021年にその低下が止まったと指摘。
- 医療現場でも「腫瘍が急に大きくなる」「受診時すでに末期」といった異例の症例が増えているとの声があるという。
対立する見解
- 国立感染症研究所の鈴木基センター長は「超過死亡増加とワクチン接種には時期のずれがあり、関連付けるのは妥当でない」と判断している。
- 福島氏はこの判断を「早計」とし、死因別・年齢調整付きの長期解析の必要性を求めている。
背景
- 2022年時点で日本の死因トップはがん(24.6%)。
- パンデミック以前、がん年齢調整死亡率は下がり続けていたが、接種が始まった2021年に変化が見られたとする。
- この現象を「パンデミック以前には考えられなかった」と警鐘を鳴らしている。
追記事・文春連載
- 福島氏は過去にも「コロナワクチン後遺症」シリーズ記事を文藝春秋誌上で発表し、頭痛・高血圧・ALSなどの症状について読者の質問に答えている。
- 今回のがん関連分析は、その続編として「文藝春秋」2024年6月号に掲載(10ページ特集)。
要するに、この論文および記事は「ワクチン接種後のがん死亡率上昇」を観察し、因果関係の有無を科学的に再検証するべきと主張しているものの、現時点ではワクチンとの直接的因果を証明する結論には至っていないとする慎重な立場を取っています。
肺がん治療薬イレッサも「薬害」と決めつけ
福島雅典氏は肺がん治療薬イレッサも、「薬害」と決めつけて世論をミスリードした。その後、イレッサは有効性が立証され、肺がんステージ4の治療に重要な存在となっている。そもそも「薬害」とは、明確な定義もない曖昧な概念だ。人間を肩書きだけで信用すべきではない。
福島雅典
京都大学名誉教授。1948年生まれ。1973年名古屋大学医学部卒業。1978年愛知県がんセンター病院内科。2000年京都大学大学院医学研究科薬剤疫学分野教授。2002年京都大学医学部附属病院探索医療センター教授。2003年先端医療振興財団臨床研究情報センター長(兼任)、京都大学医学部附属病院外来化学療法部長(兼任)。2009年より現職:(公財)先端医療振興財団臨床研究情報センター長(現:(公財)神戸医療産業都市推進機構医療イノベーション推進センター長)。MSDマニュアル(旧メルクマニュアル)日本語版の監訳・監修責任、米国国立がん研究所が全世界に配信する、がん治療に関する世界最高最新のデータベースPDQの日本語版総責任者でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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