【実態】後先考えられず…「金が一気に欲しかった」
- 闇バイトに加担した”境界知能”の受刑者たち『every.特集』
闇バイトに加担して逮捕された境界知能の受刑者たちに関するドキュメンタリーです。
闇バイトに加担した背景と受刑者の特性
千葉県にある市原青年矯正センターには、IQが70以上85未満で知的障害と平均の狭間に位置する境界知能の受刑者が収容されています。
闇バイトの受け子や出し子として逮捕された20代の受刑者たちは、目先の現金を一気に稼ぎたいという思いから犯行に及びました。
専門家は、境界知能の特性として、複数のことを同時に行うことや、行動の先にある結果を予測することが苦手である点を挙げています。
そのため、犯罪の危険性を深く考えずに加担しやすく、立場が上の人の指示にそのまま従ってしまう傾向があります。
また、受刑者自身も過去に、仕事が覚えられないといった理解力の不足や、対人関係での生きづらさを抱えていましたが、周囲に相談できずにいました。
施設での指導と今後の社会的な課題
市原青年矯正センターでは、鍵のない個室や自身での時間管理など、一般社会に近い環境で自立に向けた教育を行っています。
出所後の生活を見据え、小学校の算数などの学び直しや、犯罪防止のためのプログラムを実施しています。
プログラムの中で、被害者への弁償を宝くじの当選金で支払おうとする発言が見られ、数字や確率の概念を捉えることが苦手な側面も示されています。
専門家は、境界知能の人々は日常生活に困難を抱えながらも、IQの数値によって障害と診断されないため、公的な支援から見落とされやすいと指摘しています。
再犯を防ぐためには、周囲の理解や相談できるセーフティネットに加え、社会に出る前に金銭や犯罪リスクに関するリテラシーを学ぶ教育が必要とされています。

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