羽月義雄(46) 奥山則幸(42) 元暴走族

手口が共通?関東で1000件“過去最大”車上荒らし

(170424)

  • 去年から今年にかけ、関東で車上荒らしが多発しています。東京都内では約600件起きていて、茨城や千葉などを合わせると約1000件に上ります。犯行現場に共通するある手口とは。過去最大規模の車上荒らし事件になる可能性が出てきました。

羽月義雄 2ch / Twitter / Google / Youtube
奥山則幸 2ch / Twitter / Google / Youtube

過去最大級の車上荒らし事件



お金が欲しくて2人でやりました

4年前からやっています

都内では去年から車上荒らしが続発

駐車中の車からバッグなど時価500万円相当を盗んだ疑い





その数1000件以上 過去最大の車上荒らし犯は元暴走族仲間

2017年04月26日

「これほどの規模の車上荒らしは過去に例がない」と、警視庁関係者は言う。

今年1月、東京都江戸川区の路上で、飲食店の前に止めてあった自動車からショルダーバッグを盗んだとして、千葉県市川市の土木作業員、羽月義雄容疑者(46)と、住所不定、無職の奥山則幸容疑者(42)が24日までに、窃盗の疑いで警視庁に逮捕された。

都内では昨年7月から今年にかけ、同様の手口で金品が盗まれる被害が約600件発生。被害総額は約1700万円になるとみられ、さらに茨城や千葉の盗難事件を合わせると、1000件以上に上るという。

「2人は覆面姿でバイクに乗り、夜間から深夜にかけてファミレスの駐車場やコインパーキングに止めてある車を物色。ガラスクラッシャーで車の窓ガラスを叩き割り、車内にあった現金や荷物を盗んでいました」(捜査事情通)

同じ場所で2度被害に遭ったケースもあるというから、何とも乱暴で大胆な手口だが、それもそのはず。2人はもともと江戸川区葛西の暴走族仲間だった。

「年上の羽月容疑者が奥山容疑者の運転するバイクの後部座席に乗り、犯行を繰り返していました。防犯カメラの映像から2人の関与が分かったのですが、犯行がバレないように、ナンバープレートが見えないように加工していた。まずは捜査員がバイクの持ち主を割り出し、千葉県内で犯行に使われていたとみられるバイクを発見した。そこで張り込みをしていたら、その場に2人が現れたそうです。本人たちを問い詰めたところ、犯行を認めたそうです」(捜査関係者)

2人は元暴走族らしい手際の良さで、4年ほど前から車上荒らしを繰り返していたという。

「取り調べに対し、当初は『100件ほどやりました』と言っていたのですが、『そんなに少ないわけないだろう』と突っ込んだら、黙ってしまった。都内では似たような手口が600件以上あったため、『全部おまえらがやったんだろう』と問い詰めたところ、犯行を認めたのです」(前出の捜査事情通)

遊興費欲しさに犯行に及んだそうだが、羽月容疑者は現在の自宅に6年ほど前に引っ越してきて、6畳と4畳半の2間、家賃5万2000円のアパートで妻と幼い娘3人と一緒に暮らしていたという。

「背は小柄でやせ形ですが、タダ者ではない印象は受けました。以前、奥さんから『旦那は警察のお世話になったことがある』という話を聞きました。家賃を滞納して督促をかけられたこともあったそうで、生活は決して楽ではなかったみたいです。奥さんはなんであの旦那さんと、というぐらい普通の方です。24日にも私服警官が4人やって来て、奥さんから話を聴いていたようです」(近隣住民)

小さな子どもが3人もいながら、まったく懲りないヤツだ。