夏目漱石「吾輩は猫である」宮沢賢治「銀河鉄道の夜」は途中で挫折した

読書を挫折したの、俺だけじゃないんだな。

2015年2月25日

「ごく簡単」ヴァージョン

  • 父は漁に行ったきり帰らず、母は病に伏すという境遇の少年、ジョバンニは、学校の授業をおえると、活版所で働く毎日。
  • 星祭りの夜、用事もあって見に行ったジョバンニは、そこで同級生のザネリたちに意地悪されるが、その中にカムパネルラがいることに傷つき、一人寂しく
    町はずれの丘に向かう。
  • 銀河を仰いでいるうち眠ってしまい、気づくと、星座から星座へと宇宙を旅をする銀河鉄道に乗っていて向かいの座席にはカムバネルラがいる。
  • 旅行中、停車場から海岸へ行って化石の発掘現場を見たり、乗り合わせた鳥捕りや、男女二人の子どもと家庭教師の一行と話したり、いろんな経験をする。
  • 列車がサウザンクロスに到着して、乗り合わせた人々が降りていくと、ジョバンニは、みんなのためのほんとうの幸福をさがす決意をし、「二人でどこまでも行ってみよう」と呼びかけるが、カムパネルラの姿はそこにない。
  • 激しく泣いて夢から醒め、町に戻り橋の所にくると、カムパネルラが川に落ちたザネリを救おうとして水に飛び込み、死んだことを知らされる。
  • カムパネルラの父は息子の死を認め、ジョバンニに、君の父は間もなく帰ると告げる。

詳しいあらすじ
[起] (一~五)

  • 父が漁から帰らず、母も病気で倒れて、ジョバンニは働かなければならなくなり、学校でも勉強にも遊びにも身が入らず、いじめられるようになった。
  • カムパネルラとは幼馴染で、以前は良く遊んでいたのだが、近頃は遊ぶ機会もなく疎遠になっていた。
  • 放課後みんなはその夜からの星祭りの計画で盛り上がっていたが、ジョバンニは一人仕事に出かける。
  • 仕事を終えて家に帰ってくると、母親のための牛乳の配達が来ていないので、夕食後、牛乳をもらいに街へ出かけたが、店の主が不在で後で来るように言われ、仕方なく、祭りを見物する。が、学校の友達の集団に出会ってまたいじめられ、その集団の中にカムパネルラを見つける。
  • 祭りを見るのも嫌になったジョバンニが一人さびしく「天気輪」の丘に登り、星を眺めてすごしていると、野原から汽笛の音が聞こえ、列車が見えてくる。

[承] (六~九)

  • 気がつくと列車の中にいて、すぐ前の席にはカムパネルラがいた。
  • 二人は親しく話し合い、白鳥の駅で化石採取現場を見たり、して楽しい時を過ごす。
  • 鳥を捕まえて売る商売をしている「鳥捕り」に雁を分けてもらい食べるが、お菓子としか思えない。
  • アルビレオの観測所の近くで検札があり、ジョバンニは自分の切符だけが天上のどこまででも行ける特別の切符であると知る。
  • 「鳥捕り」がどこかに消えたのと入れ替わりに、男女二人の子どもを連れた家庭教師が来て隣に座る。
  • その女の子とカムパネルラが仲良くなったことで、ジョバンニは孤独を感じてふさぎ込む。
  • しかし、なぜこんな楽しい所へ来てこんな寂しい気持ちになるのか、自分の側に問題があるのではないかと考えると、女の子に抱いていた冷たい感情が溶けて行く。

[転] (九の半ば以降)

  • 赤く光る火を見て、カンパネルラが「蠍(さそり)の火だな」と言い、女の子がその由来を語る。
  • 彼女が父から聞いた話では、蠍がイタチに食べられそうになって、必死で逃げて井戸に落ちて、おぼれ始めたとき、こう祈った。
  • 「どうしてわたしはわたしのからだをだまっていたちにくれてやらなかったろう…… どうか神さま……この次には、まことのみんなの幸いのために私のからだをお使いください」
  • そう祈った蠍の体が燃えて、あの赤い星になったのだという。
  • サウザンクロスに到着すると、降りようとする女の子たちの一行をジョバンニは引き止めるが、母のいる「天上」へ行くから、と彼らは去る。
  • 再び二人きりになって、「僕はもう、あのさそりのようにほんとうにみんなの幸いのためならば僕のからだなんか、百ぺん灼(や)いてもかまわない」とジョバンニは言い、カムパネルラも「うん、僕だってそうだ」と同意する。
  • が、石炭袋の穴に列車が近づいたときカムパネルラは母を見つけて、ジョバンニを残して去って行き、ジョバンニは裏切られたと思って泣く。

[結] (九の後半)

  • 気がつくとジョバンニは「天気輪」の丘に戻っている。
  • 牛乳を受け取って川に戻ると、カンパネルラが川に落ちたザネリを助けて犠牲になって流されたと知らされ、ジョバンニは二人の誓いを思い出し、親友に裏切られたのではなかったと悟る。
  • カムパネルラの父(博士)は息子についてはもう諦めていて、「君の父から手紙が来た、もう着く頃だ」とジョバンニに告げる。
  • ジョバンニはそのことを早く母に知らせようと、牛乳をもったまま町の方へ走る。

宮沢賢治 銀河鉄道の夜のあらすじ「簡単/詳しい」の2段階で

銀河鉄道の夜 エンドロール.mp4

銀河鉄道の夜 エンドロール.mp4

12015/08/27(木) 02:47:18.783 ID:4aPAGIVM0

銀河鉄道の夜読んだけどさっぱりだわ

ちゃんと読みきったのがもう奇跡

あんなん買って読むやつ自分に酔ってるだけやろ

宮沢賢治の作品マジで意味わからん…

36002015/08/27(木) 02:48:59.765ID:siDXMx2r0

国語でやった注文の多い料理店はまあ分かった

106002015/08/27(木) 02:50:45.329ID:4aPAGIVM0

>3

これとセロ弾きのゴーシュくらいだわ理解できたの

いやでも動物のいろいろ登場してくんのは謎だわ

46002015/08/27(木) 02:49:01.790ID:DT1u6Tr90

死にまつわる話らしい

だから意味不明

206002015/08/27(木) 02:54:08.660ID:zgQGqRWs0

宮沢賢治は情景の美しさを楽しむもの

猫キャラの銀河鉄道の夜の映画おすすめ

426002015/08/27(木) 03:02:30.164ID:+GpFJXGC0

何でこの人人気なの

446002015/08/27(木) 03:04:26.544ID:stbMz5Msr

でもやたらこいつの作品褒め称えて
美しいだのこの台詞がすごいだの
いってるやついるよね

526002015/08/27(木) 03:06:34.666ID:nEo38xKy0

銀河鉄道の夜を児童書だと思って舐めてたら
10数頁で挫折した

536002015/08/27(木) 03:06:47.243ID:Eu5VG0g20

宮沢賢治で分からなかったら
夏目漱石とか死にたくなるぞ

916002015/08/27(木) 05:29:23.460ID:EVzzro7Z0

宮沢賢治は病んでる作品と普通に良い作品の
空気の差が激しすぎる

人生を変える読書 人類三千年の叡智を力に変える
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目次

0.自分を形づくる読書 人格をつくりあげるのはあなた自身である

  • 「どんな本を読めばよいのか?」の答えとは
  • 人々の不安と欲望を駆り立てる社会
  • ゼロサムの関係かウィン・ウィンの関係か
  • 読書は「自分が自分である」ためにある
  • もはや世の中に「大きな物語」はない
  • 子どもにどんな本を読ませたらよいか?
  • 「考える」ための灯火としての読書
  • 言葉こそが人間を特別にした
  • 「自分とは何か?」という根源的な疑問
  • 「正解を求める」日本のビジネスパーソン
  • 自分で自分という人格をつくっていく
  • 読書は「精神のエコシステム」を形成する
  • 2500年前に生きた人とも対話できる
  • 改めて、なぜ読書をするのか?

1.人生を変える読書 あなたはまだ本当の読書を知らない

  • 人間は「体験」と「学習」が積み重ねられた存在
  • 読書によって自分の体験を拡張する
  • 「鈍器本」が求められている?
  • コロナ禍で変化した読書への意識
  • 頻発する「想定外」の危機
  • 「内なる声」に耳をすまそうという時代に
  • 基礎体力を鍛えるための読書が必要
  • 自分だけの一冊に巡り合うとは?

2.生きるための読書 不確実な人生を生き抜く力を手に入れる

  • 自分の外に対する普遍的かつ根源的な疑問
  • 自分の内に対する普遍的かつ根源的な疑問
  • 読めば読むほど自信がなくなり謙虚になる
  • 「何もわからない気持ち悪さ」に耐えて生きる
  • 自分は「何がわかっていないか」を知る
  • 読書で知識の空白地帯を埋める
  • 世の中は「自分が自分であること」を否定する
  • 流されるだけの人生から抜け出すために
  • 本は「対話」の相手として最適
  • 「アンチライブラリー」の勧め
  • ビジネスは「人がすべて」
  • “A great leader is a great reader”
  • あなたは何によって立ち、生きるのか
  • 精神的支柱をつくるための読書
  • 読書とは「自分が何を望むのか」を明らかにする作業
  • 人間の精神的三大欲求
  • 頭と身体を使いながら「思考」を深めていく
  • 習作を描くように一冊一冊を読んでいく
  • 本はすべてネットワークでつながっている
  • ネットワークの結節点が古典
  • 読書はお金儲けにつながるか?
  • 「内なる声」を聞くことなく過ごした若手時代
  • 「読まなければならない」から本を読むという日々
  • 人生の道半ばで迷う
  • 心揺さぶられる本に出会うとき
  • 人間はつねに「生きる」という問いの前にいる
  • 日本のビジネスパーソンは働きすぎ
  • 「人間力」は知識や体験を反芻しなければ養えない
  • 基軸がなければ組織に寄りかかるしかない
  • 人類がつくってきた「考える筋道」
  • 「考える筋道」を身につけるために

3.好きから始める読書 読書至上主義という思い込みを捨てる

  • 多読を目標にする必要はない
  • 私のノンフィクションの読み方
  • Amazonのレビューも活用する
  • 読む本は参考文献から芋づる式に広がる
  • まず人間の「思考の枠組み」を認識する
  • 自分が「好きだ」と思えるものを出発点に
  • ウィキペディアもフル活用してAIに至る
  • ネット記事からも本の世界は広がる
  • 筋の悪い本には近づかない
  • 「生の短さについて」とメメント・モリ
  • 読んだ内容は「発信」すると忘れづらい
  • インプットとアウトプットを繰り返す
  • 「わからない」から進んでいく
  • 読み方にこだわらない

4.対話としての読書 既成概念の「枠組み」の外に出るために

  • 資本主義というOSの世界を生きる
  • 経済思想の世界に分け入る
  • アダム・スミスの「道徳感情論」

5.自分を形づくる読書 人格をつくりあげるのは あなた自身である

  • 宇沢弘文の「人間のための経済学」
  • 読書によって自分の原点へたどりつく
  • 人間を規定する「枠組み」から距離をとる
  • 「資本主義」 社会を「人間」 社会として見る
  • 私たちは資本主義的に考え、振る舞う
  • 読書は「人間関係」の一部
  • 誰かに「正しさ」を与えられる人になるな
  • 人間にもっとも影響を与えるのは人間
  • 人との対話の延長線上に本がある

6.「どんな本を読めばよいのか?」の答えとは

講演会やセミナーなどで、ビジネスパーソンや学生など、さまざまな方とお会いするたびに、必ずこのような質問をいただきます。そのように聞かれる私はじつはかなり当惑している、というのが正直なところです。もちろん、お尋ねの意図が明確な場合には、できるだけその質問の意図に沿った形でお答え するようにしてはいますが……。たとえば「ファイナンスの教科書で何かよいものはありませんか?」と聞かれれば、そ の方がファイナンスを勉強する目的や、現時点でのファイナンスの知識などを考慮したアドバイスを差し上げることはできます。ファイナンスの初心者ならまずはこの基本書を、ある程度の実務経験を積んだ上級者ならこの実務書を、という具合にです。もし、みなさんが何か具体的な目的にかなう本を求めているのであれば、各分野に定番 といわれる本がありますから、それぞれの分野にくわしい人に聞いたり、書評などを参考にしたりすればよいでしょう。ただ、もっと一般的な質問として、「どんなものを読めばよいですか?」と聞かれてしま うと、簡潔に答えるのは難しくなります。なぜなら、その方がどのような人で、これまでどのような人生を歩んでこられたのか、その中でどのような考えや価値観を身につけて、いまはどのような気持ちで生きていて、何を求めていらっしゃるのかをまったく存じ上げないからです。非常に突き放した言い方をしてしまえば、「本当にそれが聞きたいのであれば、自分自身の胸に手を当てて聞いてみてください」としか答えられないのです。もちろん、それでは何も答えたことにはなりませんが……。さはさりながら、「どのような本を読めばよいですか?」と聞かれる機会があまりに多い ので、なぜそのような質問が多いのだろうかと、自分なりにその理由を考えてみました。「ど のような本を読めばよいかは、どう考えても自分にしかわからないことのはずなのに、ど うしてほかの人にそれを聞こうとするのだろうか?」 と。
その結果、むしろそうした問いの多さこそが、いまの時代がはらむ深刻な問題を浮き彫りにしているのではないかと思うようになりました。

自分を形づくる読書 shaping yourself through reading