茂木外務大臣の”トリセツ”の主な項目

移動 飛行機

●目的地に到着するタイミング、飛行機に乗り込むタイミングは常にぎりぎりを求められる。一方で、遅刻や飛行機の乗り遅れは避けなければならない。予定時間より5~10分くらい遅く出るなど、うまく調整する必要 がある

●航空機は日系では全日空が望ましい。日系・外資系問わずファーストクラス設定のあるフライトを最優先

●大臣ご愛用の携帯マットレス「エアウィーヴ」を日本から持参することがある。横幅が約50センチなので座席の幅を旅行代理店等に事前に確認しておく

エアウィーヴ ポータブルmini
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移動 車

●空港で保安検査場を通過する際、大臣のセキュリティーを必ず免除とするよう、大使館や総領事館に早い段 階から相談。大臣はボディーチェックされるのを嫌う

●車はセダンのなるべく高級車を用意する。車中で頻繁に電話される場面もあるため通信事情をきちんと確認

●大臣は基本的に大人数での移動は好まない。隣の席は必ず空ける

●車内の大臣座席付近には必ず車内用の灰皿、ペットボトルの水、おしぼりを用意。特に車内用の灰皿については、すぐに満杯になってしまうことが多い。運転手らにこまめに捨ててもらうよう依頼しておく

●車中のエアコン設定温度は25~27度にしておくよう運転手に伝え、徹底する

HOTEL

●宿泊費+日当の範囲内に収まる喫煙部屋で選定。大臣の希望に沿った部屋の広さ、グレード等の部屋を予約する。必ずバスタブ付き。ベッドの上に用意する枕の数は4つ ホテル

●部屋の窓から日光が入るのを好まれるためカーテンはレース、厚手生地とも常に開けっ放しに

●滞在時にはマッサージやサウナ、プールを要望されることが多い。サウナは水着着用の必要の有無についても必ず確認。プールは屋外プールが望ましい(屋内はタバコが吸えないため)

おみやげ

●大臣が持っていくものは、お皿なら①益子焼(15センチくらい)、②同(20センチくらい)、③相馬焼(30セ ンチくらい)のどれか。最近は小さな杯(5センチくらい)が2つ入ったものを持っていくことが多い。大臣とご相談

●現地で買うものは、大臣ご自身で時間を作って購入されるケースが多い。秘書官や身の回り担当者が立て替えるケースが多いが、自身のカードで購入される可能性も。必ず最低限の種類のカードを使える店に連れていく。その際、通訳と、商品の知識があり日本円にすぐに換算できる大使館員らを同行させる

●出張先での代表的なおみやげ4~5個程度について簡単な説明・写真を示した1枚紙のリストを事前に作成し、現地で秘書官経由で選べるようにしておく。それぞれ購入できる候補の店も調べておく

王毅は信用できない

王毅というより中国が信用できない。

王毅「実は、現地ではマスクが非常に不足している」

中国政府は、日本側の求めに応じ、電話会談は午後9時から始まった。今回の取材で、 電話で交わされた内容の一端が明らかにな った。

茂木「最初にお見舞いを言わないといけない。大変な状況だが、できることがあったら何でも言ってほしい。日本は何でもやる。困ったときの友が、一番の友だ」

王毅「ありがとう。あなたは、今回の事態を受けて電話会談した外国の最初の大臣だ。実は、現地ではマスクが非常に不足している」