一部の週刊誌が「女子生徒はいじめを受けていた」と報じている
[旭川] 旭川市内で今年3月、当時中学2年の女子生徒が遺体で見つかり、同市は、いじめの有無の調査を含めた対応を協議する総合教育会議を22日に開くことを決めた。女子生徒を巡っては一部の週刊誌が、「女子生徒はいじめを受けていた」と報じている。
事件性はないとみられている
捜査関係者などによると、女子生徒は2月13日、市内の自宅を出た後に行方不明となり、翌月23日に市内の公園で遺体で発見された。死因は低体温症で、事件性はないとみられている。
旭川市は「社会的な影響が大きい事案」と判断
女子生徒に関しては今月15日、週刊文春の電子版「文春オンライン」が、2019年に校外でいじめを受けていたなどとする関係者の証言を掲載している。
報道を受け、 旭川市教委や学校には、問い合わせの電話やメールなどが相次ぎ、旭川市は「社会的な影響が大きい事案」と判断。教育行政の重要課題について、西川将人市長と市教委が協議する総合教育会議を開く。女子生徒の保護者の意向については今後確認するとしている。
旭川市教委は、いじめは認められなかったとしている
旭川市教委などによると、女子生徒は市内の中学校に通っていた19年、校外で複数の中学校の生徒らとトラブルになり、市内の別の中学校に転校した。転校前の中学校では、いじめは認められなかったとしている。