人生の大先輩である80代90代の方々が「50代60代の時にこうしておけばよかった」と今になって思っていること

50代60代の時にしておけばよかった事

ばあちゃんが私によく言ってたことがある。10代に戻れたらこうするだろうってお金の使い方とか人間関係とか。後、人生の大事な話。同じ公開をさせないようにと思って言ってくれてた。人生の大先輩である80代90代の方々が「50代60代の時にこうしておけばよかった」と今になって思っていることについて紹介する。我々世代が今まさに知っておくべきこと。経験者は語るで一番説得力がある。お金や生活のために大事なことが分かってすぐに行動へ移すことができる。

「好きなこと」だけやって寿命を延ばす! 80代を生きるコツ
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80を過ぎるとほぼ全員が次のような状態になる

80を過ぎたらどうなるか現実を知ることが大事だ。80を過ぎるとほぼ全員の方が突然次のような状態になる。

  • ペットボトルのキャップが開けられなくなる
  • スマートフォンの画面をうまく触れなくなる
  • リモコンのボタンを押せなくなる
  • ズボンを片足づつ履くのが難しくなる
  • 玄関の鍵を回せなくなる

日常のちょっとした動作が難しくなる。80を過ぎると筋力が急激に低下してこれまで普通にできていた動作が急に難しくなる。まるで突然高い崖が行く手を遮切ったかのようになる。そして特に深刻なのはこの変化が予告なくある人突然やってくるという事。80を過ぎると筋力は急激に低下し始める。関節が固くなる。手先の動きが難しくなる。動きがゆっくりになる。階段の登り降りも以前よりも何倍も時間がかかるようになる。そして最も恐ろしいのはこの変化は後戻りができないという事。どんなに高額な治療を受けてもどんなに必死にリハビリをしても80を過ぎてからではもう手遅れ。ばあちゃんも「60代のあの時に違う選択をしていれば」「あの時もっと真剣に考えていれば」って言っていた。今この瞬間から行動を始めればまだ間に合う。80になっても自分の足で歩き続けることができて、80になっても自分の手で食事ができて、80になっても趣味を楽しみ続けることができる。知っているのと知らないのとではあなたの老後が大きく変わる。

50代60の今から絶対やるべき大切な5つのこと

基本的な生活費は年金で賄う。貯金は人生を楽しむためのもの

老後の資金が心配だからできるだけ使わずに貯めておきたい。子供に何か残してあげたい。せめて家だけは子供に残したい。その気持ちはよくわかる。それが大きな間違いだ。なぜなら60代からの20年間は人生で最も大切な黄金期。人生の黄金期、定年退職後、突然収入が減ることへの不安。年金だけで生活できるのかという心配。預貯金を切り崩すことへの抵抗。このような考えが皆さんの人生を縛りつけている。皆さんが持っている資産は今をより豊かに生きるためのものだ皆さんが持っているでも何歳まで生きるか分からない。長生きしたらお金が足りなくなるのが心配。まず基本的な生活費は年金で賄うことを考えて。そして貯金はプラスアルファの人生を楽しむためのものと位置づける。60代からの黄金期に趣味や旅行、美味しい食事を楽しむってこと。

具体的な使い方

  1. 毎月の金額を予算として設定する
  2. 予算は必ず使い切ること
  3. 使った分だけ人生を楽しんだと考える

生き生きと過ごすことこそが子供たちへの最高の贈り物

「子供に何も残せないのでは」って思う人もいるんじゃないかしら?それは違う。60代70代を生き生きと過ごすことこそが子供たちへの最高の贈り物になる。元気に歩き回れる今だからこそ、体力が十分にある今だからこそ、心も体も健康な今だからこそ、資産を活用して人生を最大限に楽しむべきだ。ばあちゃんも言ってた。「お金を残そうと必死に節約していた60代が今となっては最大の後悔だ」って。「あの元気な時だったらもっと人生を楽しめたはずなのに」って。

後悔しないために今から始める具体的な行動 1.現状把握

  1. 手元の資産を正確に把握
  2. 毎月の年金収入を確認
  3. 基本的な生活費を引いた残りを人生を楽しむための予算として設定

これが60代からの黄金期の賢いお金の使い方。注意すべき点がある。使い切ることと浪費することは違うということ。計画的に意味のある使い方をすること。その分楽しんだって実感すること。それが80を過ぎた時に後悔しない本当の意味での資産の活用だ。

2.他人の生き方を気にしない

例えばSNSを見ていてこんな気持ちになったことがあれば要注意だ。

  • 夫婦で海外旅行か羨ましいな。うちはどこにも行けない
  • 素敵な家に住んでて羨ましい。うちの家は古くてボロボロ
  • みんな健康そうで元気に活動してる。私は最近体調が悪くて動くのも億劫
  • あの人、年金で余裕のある生活をしているみたい。私はいつもギリギリの生活
  • みんなで集まって楽しそう。私は誘われもしないしいつも1人ぼっち
  • 孫がたくさんいて楽しそう。うちは子供も独身のまま。寂しい

SNSは見ない方がいい。他人の人生と自分を比べていたら不幸でなくても不幸へ真っしぐらだ。60を過ぎてから他人と人生を比べることはすでに完走したマラソンで他人の記録を気にするようなものだ。帰ることができない過去にいくら悩んでも何の意味もないってこと。他人の年金額を気にしても自分の年金は増えない。他人の資産を羨んでも自分の資産は増えない。他人の家族関係と比べても自分の家族関係は変わらない。だから他人との比較はやめて今ある自分の人生を自分らしく最大限生きることに集中すべきだ。

他人の人生に目を向けている時間がもったいない

限られた老後の時間で他人の人生に目を向けている時間がもったいない。今の自分にできることに目を向けて、今の自分に与えられているものに感謝をして、今の自分らしい生き方を選択する。それが老後を幸せに過ごす秘訣だ。時間は限られている。自分自身に全集中だ。

3.筋力の低下を防ぐ

50代60代からスタートすべき超重要最優先課題だ。50代60代からは発想を大きく変える必要がある。80以降の自立した生活ができるかどうかの別れ道は体重ではなく筋肉の量だ。スーパーで買い物袋を持つのが大変になったり、お風呂に入るのも一苦労になるのは金力が低下するから。70を過ぎると加速度的に筋力が失われ、10年で約20から30%低下すると言われている。80を超えるとさらに筋力低下は顕著になって寝たきりリスクも高まる。毎日の生活に取り入れて欲しい3つの軽い運動習慣がある。

a)スクワット

朝食後20回。トイレに行ったら5回。テレビを見ながら15回。なんとこれを習慣にするだけで足の筋肉は確実に維持できる。日常の生活に組み込んで習慣化しちゃう。

b)かかと上げ

洗濯物を干しながら20回。電車で立っている時20回。歯磨きをしながら15回。これでふくらはぎの筋肉が鍛えられる。習慣にくっつけると続けやすい。

c)グーパー運動

両手をグにしてパーに開く1日200回を目標に力を入れてやってみて。これで手の握力が維持できる。

食事で最も大切なのはタンパク質

食事で最も大切なのはタンパク質をしっかり取ることだ。具体的な目安として毎食、手のひらサイズの肉か魚を食べる。卵だったら1日に2個食べる。豆腐や納豆、豆乳などの大豆製品も積極的に摂取することが大事だ。痩せすぎは筋肉の減少を加速させ、これが寝たきりの大きな原因となるから要注意だ。若い頃のように太ることを心配したり、ダイエットを頑張ったりしてたら逆にやばいってこと。これは知っているのと知らないのとでは老後の健康に大きな差が出る大事な情報だ。まずは3つの運動習慣とタンパク質を意識したバランスの良い食事からスタートだ。80になっても自分の足で歩いて自分の手で食事ができる体を作る。これが50代60代から意識して始めるべき優先課題だ。

4.新しい人間関係の作り方

多くの方が漠然とこんな不安を感じているんじゃないか。「退職したら人との付き合いが減ってしまう」「最近孤独を感じるようになってきた」「ほぼ毎日誰とも会話をしない」「会社を辞めた後の人間関係が心配」。実はこれは老後、誰もが通る道だ。会社を退職すれば当然、毎日の人との会話は減るし、子供が独立すれば家族との時間も激減する。歳を重ねれば親しい友人が少なくなっていく。60代からの人間関係は若い頃とは全く違う形で作っていけばいい。

a)緩やかな繋がりを作る

例えば買い物をする時にお店の店員さんと話す。通っているジムのインストラクターさんからアドバイスを受ける。同じマンションの人と立ち話をする。散歩中に出会う犬の飼主さんと立ち話をする。よく利用する喫茶店のオーナーさんと世間話をする。一見すごく簡単な関係に見える。でもこんな緩やかなつながりが実は老後の私たちの心を支える大切な土台になる。深い付き合いではなくても毎日の小さな会話が社会との繋がりになる。

b)趣味を通じた関係作り

特に重要なポイント。共通の趣味がある人との出会いは年齢や性別社会的な立場を超えて自然な関係を作ることができる。ばあちゃんも言ってたわ。「65で退職後に新しい趣味を始めようと、市の地域センターで七宝焼きの教室に通い始めた。正直、最初は不安な気持ちもあった。新しいことへ一緒に挑戦してそれぞれが自分の作品を作った。自分のことに集中しながら同じ話題で自然と打ち解けることができた」って。仕事の話とか家族がどうだとか全然関係なく、今作っている七宝焼きのことで会話になるからそれが楽しいし、緩やかで心地よいつながりだって。趣味を通じた人間関係は老後の楽しみになる。

c)オンラインコミュニティの活用

今やスマートフォン1つで全国、海外の同じ趣味を持つ仲間とつがることができる。例えばGoogleアースや旅行動画を見ながら、行きたい場所や過去の旅行について語り合うバーチャル旅行の会。簡単な料理をオンラインで一緒に作ったり、おすすめレシピを紹介し合うオンライン料理教室。レシピ交換会。同じ本を読んで感想を共有するオンライン読書会。無理のない範囲で体を動かしながら健康を維持するオンライン・ヨガ・ストレッチ教室。オンライン対戦しながら交流したり初心者向け講座もあるオンライン囲碁・将棋サロン。他にも色々あるけど、どれも家にいながらにして趣味を楽しみながら新しい出会いを作ることができる素晴らしい方法だ。ここで大事なアドバイスがある。それは期待しすぎないということ。老後は若い頃のような友情や親密な関係を求める必要はない。むしろ適度な距離感を保ちながらお互いの存在を認め合う。そんな関係で十分だ。実際に80代になると毎日誰かと会って話をする必要はなくて、たまに会って少しおしゃべりができれば十分。べったりした付き合いよりも気軽な関係の方がいいという希望が多くなる。つまり60代からの人間関係で大切なのは「適度な距離感」と「量より質」ってこと。それから1番大事なことは1人の時間を大切にすること。静かな時間の中で動画を見たり料理をしたり趣味を楽しんだりそうして過ごす時間があってこそ人との出会いがより楽しくなっていく。これが60代からの新しい人間関係の作り方だ。何も難しいことではない。

5.お金にまつわる子供との適切な関係性

お金と子供の関係。別に何も心配しなくていいんじゃないの?それは甘い。ここでお金が絡んだ親子関係の現実を知るためにそれを現したある有名な川柳を紹介する。

「親死ぬ 3つの道に 別れけり」

  • 親が「遺産を残さない」と宣言すれば子供から疎まれて寂しく最後を迎える
  • 親が少しずつ援助を続ければ、子供から要求され続けて苦しい最後を迎える
  • 親が全財産を子供に渡せば、自分が老後貧乏になって最後を迎える

実は多くの方がこの3つの道のどれかを歩んでいる。親としては子子供の幸せのために子供に迷惑をかけないようにと思う気持ちはごく自然なものだ。ただこのような気持ちや親の思い込みが強すぎてあれこれお金を援助することで子供との関係を保とうとすると、川柳みたいに子供との関係をこじらせることになる。お金ではなく心でつがる関係を築く事。今から具体的にやるべきことは3つある。

  1. 子供との金銭的な関係はできるだけ早く整理する。つまり援助する場合は期限や金額、目的をはっきり決める事
  2. 介護の話を先送りにしない。施設や介護保険の情報を集めて自分の希望する介護の形を伝える。そして子供に任せきりにしない。覚悟を決める。
  3. 新しい関係を提案する。家族旅行や食事会を計画したり、孫と過ごす時間を大切にするってことだ。お金に頼らない関係を作ることで本当の意味での親子の絆が生まれる。

60代は第2の新しい人生の始まり

今は人生100年時代と言われている。60代は人生の終わりではなく第2の新しい人生の始まりだ。

【永久保存版】50代60代に戻れたなら私はこうして生きるだろう。80代90代のリアルな後悔【ゆっくり解説 お金】

https://www.youtube.com/watch?v=yc3TwA6mQ6o