動画「【ブラジルの歴史】大航海時代から現代までをわかりやすく!」の内容まとめ
この動画は、ブラジルの歴史を大航海時代から現代まで、わかりやすく解説しています。以下に主な内容を時代ごとにまとめます。
先史時代~ヨーロッパ人到来前
- ブラジルで発見された最古の遺跡は約6万年前のものとされるが、ヨーロッパ人到来前の歴史は資料が少なく謎が多い。
大航海時代と植民地化
- 15世紀、ヨーロッパの大航海時代にポルトガルとスペインが新航路を探し始める。
- 1497年、バスコ・ダ・ガマがインド航路を開拓。
- 1500年、ポルトガルのカブラルがブラジル東海岸に到達し、トルデシリャス条約によりブラジルはポルトガル領となる。
- 当初はパウブラジル(ブラジルウッド)の伐採が中心。その後、サトウキビ・プランテーションが始まり、インディオや後にアフリカからの黒人奴隷が使役される。
金鉱発見と社会変動
- 17世紀末、金鉱が発見され「ゴールドラッシュ」が起こるが、利益の多くはポルトガル本国に吸い上げられた。
- 植民地支配への不満が高まり、18世紀末には独立運動の機運が高まる。
独立運動と帝政時代
- 19世紀初頭、ナポレオン戦争の影響でポルトガル王室がブラジルに移転。
- 1822年、ドン・ペドロがブラジルの独立を宣言し、初代皇帝ペドロ1世となる(ブラジル帝国成立)。
- その後も独裁的な政治や内乱が続くが、コーヒー産業の発展なども進む。
共和制への移行と近代化
- 1889年、軍事クーデターにより帝政が終了し、ブラジルは共和国となる。
- 20世紀初頭はコーヒーやゴム産業が発展。第一次世界大戦・世界恐慌などの影響も受ける。
- 1930年、バルガスによるクーデターで独裁体制が成立。その後、第二次世界大戦にも参戦。
軍事政権と現代
- 1964年、軍事クーデターで軍政が成立し、強権的な経済政策で経済成長を遂げるが、インフレや国民の不満が高まる。
- 1985年、軍政が終わり民主化。以降も経済の不安定さが続くが、2000年代にはルーラ政権下で経済成長を遂げる。
最近の動向
- 2018年、ボルソナロ大統領が誕生。強硬な政策やコロナ対応で支持率が低下。
- 2023年、ルーラが再び大統領に就任し、環境保護や社会の不平等是正に取り組んでいる。
動画の特徴
- 歴史の流れを時系列で簡潔に説明し、重要な出来事や社会背景を押さえている。
- 各時代の主要な産業や社会変動、国際関係にも触れている。
- 近現代の政治的変遷や経済発展、現代の課題まで網羅している。