**ベルク(Berg)**は、ドイツ語で「山」や「丘」を意味します。
**ブルク(Burg)**は、主にドイツ語で使われる言葉で、「砦」や「城塞」、あるいは「城」を意味します。
ハプスブルク家やルクセンブルク家のような、ヨーロッパ史において大きな影響力を持った「名家」や王家・貴族の家系には、以下のようなものがあります。
主なヨーロッパの名家一覧
ハプスブルク家
神聖ローマ皇帝やオーストリア皇帝、スペイン王などを輩出し、ヨーロッパ最大級の王家の一つ。スイス発祥で、第一次世界大戦まで続いた。
ルクセンブルク家
中世ヨーロッパの有力な王家で、神聖ローマ皇帝やボヘミア王などを輩出。分家を含めて複雑な系譜を持つ。
ブルボン家
フランス王家として有名で、スペイン王家としても現在まで続く。ヨーロッパの「バランスオブパワー」に大きな影響を与えた。
カペー家
987年から1328年までフランスを支配した王家で、後のブルボン家やヴァロワ家など多くの分家を持つ。
メディチ家
ルネサンス期イタリア・フィレンツェの支配者。銀行業で財を成し、芸術や文化の発展に大きく寄与した。
ロマノフ家
ロシア帝国の皇帝家系で、1917年のロシア革命まで続いた。
ホーエンツォレルン家
プロイセン王国やドイツ帝国の王家。ドイツ統一の中心的役割を果たした。
ザクセン=コーブルク=ゴータ家
現在のイギリス王室(ウィンザー家)やベルギー王室、ブルガリア王室などの祖となる家系。
ロスチャイルド家
金融業で世界的な影響力を持つユダヤ系の家系。ヨーロッパ各地に銀行を設立し、産業や文化にも多大な影響を与えた。
ウェセックス家
イングランドの起源を持つ王家で、イングランド統一に大きく関与した。
比較表
家 名 | 主な支配地域・国 | 備 考 |
ハプスブルク家 | 神聖ローマ帝国、 オーストリア、スペインなど |
ヨーロッパ最大級の王家 |
ルクセンブルク家 | 神聖ローマ帝国、ボヘミアなど | 中世の有力王家 |
ブルボン家 | フランス、スペイン | 現在もスペイン王家として存続 |
カペー家 | フランス | フランス王家の本流 |
メディチ家 | イタリア(フィレンツェ) | ルネサンス文化のパトロン |
ロマノフ家 | ロシア | ロシア帝国最後の王家 |
ホーエンツォレルン家 | プロイセン、ドイツ | ドイツ帝国の王家 |
ザクセン=コーブルク= ゴータ家 |
イギリス、ベルギー、 ブルガリアなど |
現イギリス王室の祖 |
ロスチャイルド家 | ヨーロッパ各地 | 金融・産業で世界的な影響力 |
ウェセックス家 | イングランド | イングランド統一の中心 |
これらの家系は、ヨーロッパの歴史・政治・文化に深く関わり、時には互いに王位や領土を争いながら、現代に至るまでその影響を残しています。
図録▽世界の王室:歴史の長さランキング