ライバル企業に右翼の街宣車は「真実」と認定
2022/07/14 21:00
日刊ゲンダイの記事で名誉を傷つけられたなどとして、青汁王子こと実業家の三崎優太氏が損害賠償と謝罪広告を求めた訴訟の判決が7月14日、東京地裁であった。
金澤秀樹裁判長は記事内容は真実であると認め、原告である三崎氏の請求をいずれも棄却。
日刊ゲンダイは2020年9月1日、日刊ゲンダイ本紙及びデジタル版サイト「日刊ゲンダイDIGITAL」に、「ド派手実業家『青汁王子』のマズイ素顔…反社との関係発覚」との見出しで、本文に「反社とも関係があり、ライバル企業への嫌がらせのために右翼団体の街宣車を使うなどしていたことがわかりました。」「その“素顔”は青汁よりはるかにマズい。」と記載し、三崎氏が、ライバル企業への嫌がらせのために右翼団体の街宣車を使うなどしており、反社会的勢力と関係があるとの内容の記事を掲載した。
判決では「原告は、特定の相手方に対し、本件団体による街宣活動を実現するよう求めることが可能な人脈を有しており、原告が依頼した結果、本件街宣車事案1及び本件街宣車事案2が行われるに至ったということができる」「原告の依頼内容は不正不当なものであり、威力業務妨害罪等に該当する可能性もあるところ、こうした依頼を受け、これを実現させる者は、反社会的集団の関係者であるなど、反社会的な存在であるということができる」「本件記事の内容は、その重要な部分において真実であると認められる」とし、日刊ゲンダイによる記事の掲載については「専ら公益を図る目的で本件記事を掲載したと認められる。」とした。
■日刊ゲンダイ編集部の話
「極めて正当な判決として受け止めている」
青汁王子が送り付けたとされる街宣車の写真
<資料>👉青汁王子が送り付けたとされる街宣車の写真(元動画は削除されている)
青汁王子がライバル企業に送りつけたという疑惑で話題になってる「右翼団体の街宣車」が、たまたまネットにあがっていた。見るからにヤバい街宣右翼なのに消費者保護とマーケティング倫理を訴えかける姿に爆笑した。
めっちゃたっぷりフルーツ青汁 株式会社シエル