「母になったこと後悔」4割が経験 共感のディレクターは出産を前に
はじめに
- 後悔について話すとき、私たちは何について話しているのか
- 研究について
- 本書のロードマップ
1章 母になる道筋
- 社会の指示vs女性自身の経験
- 「自然の摂理」または「選択の自由」
- 流れにまかせて
- 子どもを持つ隠された理由
- 意志に反して母になることに同意する
2章 要求の多い母親業
- 母は、どのように見て、行動し、感じるべきか
- 「良い母親」と「悪い母親」:彼らは常に「母親像」を追いかけている
- 母性のアンビバレンス
3章 母になった後悔
- 誰の母でもない自分になれたら
- 時間と記憶
- 後悔:取り消せないことを元に戻したいという願い
- 後悔と生殖と母性のかけひき
- 「それはひどい間違いでした」
- 後悔は母になったことであり、子どもではない
- 実現の瞬間
- 母であることのメリットとデメリット
- 母親になって後悔してる
4章 許されない感情を持って生きる
- 母である経験と後悔の表現
- 過去の私と今の私
- トラウマ的な体験としての母
- 母性愛の絆と束縛
- 世話をする義務
- 母であること:終わらない物語
- 父親はどこにいる?
- 消し去る空想
- 子どもと離れて暮らす
- 子どもを増やすか否か
5章 でも、子どもたちはどうなる?
- 母になったことの後悔─沈黙と発言のはざまで
- 話そうとする・沈黙を保つ
- 「子どもたちは知っているの?」
- 後悔について沈黙することで、子どもを守る
- 知らせることで、子どもを守る
6章 主体としての母
- 後悔から学ぶ
- 母親への働きかけ:長所と短所
- 母であることの満足度:条件だけが問題なのか?
- 客体(オブジェクト)から主体(サブジェクト)へ:人間としての母、関係性としての母性
エピローグ
著者について オルナ・ドーナト Orna Donath イスラエルの社会学者(博士)、社会活動家。テルアビブ大学で人類学と社会学の修士号、社会学の博士号を取得。2011年、親になる願望を持たないユダヤ系イスラエル人の男女を研究した初の著書『選択をする:イスラエルで子供がいないこと(Making a Choice: Being Childfree in Israel)』を発表。2冊目となる本書は、2016年に刊行されるとヨーロッパを中心に大きな反響を巻き起こし、世界各国で翻訳された。学術研究に加えて、イスラエルのレイプ危機センターの理事会の議長を務め、12年以上にわたってセンターでボランティア活動を行っている。
- 健康を大切にしなかったこと
- たばこを止めなかったこと
- 生前の意思を示さなかったこと
- 治療の意味を見失ってしまったこと
- 自分のやりたいことをやらなかったこと
- 夢をかなえられなかったこと
- 悪事に手を染めたこと
- 感情に振り回された一生を過ごしたこと
- 他人に優しくしなかったこと
- 自分が一番と信じて疑わなかったこと
- 遺産をどうするかを決めなかったこと
- 自分の葬儀を考えなかったこと
- 故郷に帰らなかったこと
- 美味しいものを食べておかなかったこと
- 仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと
- 行きたい場所に旅行しなかったこと
- 会いたい人に会っておかなかったこと
- 記憶に残る恋愛をしなかったこと
- 結婚をしなかったこと
- 子供を育てなかったこと
- 子供を結婚させなかったこと
- 自分の生きた証を残さなかったこと
- 生と死の問題を乗り越えられなかったこと
- 神仏の教えを知らなかったこと
- 愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと
精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方
- 良い遊び方の条件を知る
- 不幸になる遊び方はしない
- 遊ぶ時間を捻出する
- 四感を研ぎ澄ます
- 仲間と一緒に遊ぶ
- 運動で脳を活性化させる
- アウトプットで自己成長する
- コンフォートゾーンから抜け出す