事件・事故・犯罪の多くは、ひきこもっていない人がおこしている
2019年6月3日
ひきこもり状態の人が事件をおこすのはレアケース。事件・事故・犯罪の多くは、ひきこもっていない人がおこしている。特定の要素の拡大解釈は、不安と誤解を拡散すると思う。
東ちづる Chizuru.Azuma@ChizuruA1
東ちづる 母親との確執 “生きづらかった”過去
広島大学教育学部に失敗。母「18年間の期待を裏切ったわねえ」。母親の言葉に何かが吹っ切れた。
母から、1番がいいのよ、優しい子がいいのよ、ちゃんとしなさい、と教えられて、子どもってやっぱり親に褒められたいですから、応えちゃうんですよ。そうしたらいい子ね。つぎも頑張ろうね、って言われて、また頑張って。教師たちからも一目置かれ、もちろん成績はずっとトップクラス。周囲の期待を感じてなんとなく教師を目指していた。
周囲の期待どおりに振る舞いながら、ひとりになると、わけのわからない焦燥感に押しつぶされそうだった。生きていて何の意味があるんだろう。
「また綺麗事を」と思ったのは早とちりだった
私たちは人間。「良品」も「不良品」もない。「フツウ」も「一般的」も、個人の偏見。言うなら、「多くの場合」。そして、多いからといって、「正しい」とも「正義」とも限らない。これまで間違って判断してきたこともある。