日本家屋にムカデ。数年前と同じ部屋の隅に出た。偶然なのか、必然なのか?6月はムカデの産卵時期?

日本家屋にムカデ。数年前と同じ部屋の隅に出た

  • 偶然なのか、必然なのか?6月はムカデの産卵時期?

日本家屋でムカデが同じ部屋の隅に出る場合、これは偶然ではなく「必然」に近い状況と考えられます。ムカデは暗くて湿度が高く、暖かい場所を好み、特に5~6月の梅雨時期は産卵期にあたります。そのため、家の中でも条件が揃う場所(ジメジメした隅や床下など)に繰り返し現れやすいのです。

6月はまさにムカデの産卵時期で、この時期は人家への侵入や活動が活発化します。同じ場所に出るのは、その場所がムカデにとって居心地が良く、繁殖や生息に適している可能性が高いためです。家の環境が変わらなければ、今後も同じ場所でムカデを見かけることがあるでしょう。

ムカデが黒いS字フックにまとわりついていたのは交尾のためか?

ムカデが黒いS字フックにまとわりついていた様子が「交尾のためか」というご質問について、一般的なムカデの行動や生殖行動から考察します。

ムカデは、通常は暗くて湿った場所を好み、主に夜間に活動します。交尾の際、オスはメスにフェロモンや触覚などでアプローチし、精子を渡すことが知られていますが、その際にS字フックのような人工物にまとわりつく行動は一般的ではありません。

昆虫や他の節足動物の交尾行動では、オスがメスに物理的に絡みついたり、触れ合ったりすることはありますが、ムカデの場合、特に黒いS字フックのような無機物にまとわりつくのは、交尾行動というよりは、単に隠れ場所や登りやすい場所を探している、あるいは何らかの刺激(触覚や光など)に反応している可能性が高いと考えられます。

他の昆虫や節足動物でも、交尾行動は主に同種間で行われ、異物や人工物に対しては交尾目的でまとわりつくことはほとんどありません。

したがって、ムカデが黒いS字フックにまとわりついていたのは、交尾のためではなく、たまたま登りやすい場所にいた、または何らかの刺激に反応した可能性が高いです。

マインド・コントロール 増補改訂版
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著者

  • 岡田尊司(おかだ たかし)は精神科医・作家。東京大学文学部哲学科中退、京都大学医学部卒。精神医学や心理学の知見を活かし、臨床・執筆活動を行っている。

書籍の特徴

  • 本書は、現代社会における「マインド・コントロール(心理的操作)」の実態と危険性を、精神科医の視点から解説したロングセラーの増補改訂版です。2012年の初版刊行以降、最新のデータや事例を加え、内容を刷新しています。

主な内容・目次

第一章 なぜ彼らはテロリストになったのか
第二章 マインド・コントロールは、なぜ可能なのか
第三章 なぜ、あなたは騙されやすいのか
第四章 無意識を操作する技術
第五章 マインド・コントロールと行動心理学
第六章 マインド・コントロールの原理と応用
第七章 マインド・コントロールを解く技術

解説ポイント

  • マインド・コントロールは、国家レベルで研究されてきた「心を操る技術」であり、カルト宗教やテロ集団だけでなく、現代では企業や家庭などあらゆる組織で応用されている。
  • 他人を意のままに操る「騙す」技術の本質や、なぜ人は騙されやすいのか、その心理的メカニズムを解説。
  • 善用・悪用の両面があり、現代社会で情報操作や心理的誘導が氾濫する中、騙されないための知識と対策が不可欠であると強調。
  • マインド・コントロールの被害から抜け出すための具体的な方法や心理的自衛策も提示。

評価・推薦

  • 佐藤優(作家・元外務省主任分析官)による「21世紀の必読書」との推薦コメントあり。
  • 読者からは「完璧なマインドコントロールが実行された時、すべては必然と思ってしまう恐ろしさ」などの感想が寄せられている。

まとめ

  • 現代社会において誰もが巻き込まれうる心理的操作の実態と、その防衛策を、精神科医の立場から体系的に解説した一冊です。カルトやテロだけでなく、日常的な人間関係や組織にも潜む「騙し」の技術を知り、自己防衛するための現代人必読の書といえます。