東アジア全体で結婚・少子化問題が深刻化 社会全体での支え合いや制度改善が必要

世界

 

2025年09月05日 中国・韓国・台湾の「結婚しない理由」 東アジア各国で「メリットなし」と独身を選ぶ人が日本よりも多いワケ

日本

  • 出生率:1.15(2024年)
  • 過去20年で出生数は約4割減、特に2019年以降に急落
  • 女性初婚年齢:29.8歳
  • 結婚に伴う経済的・心理的負担が大きい
  • 「メリットがない」「子供を望まない」「手続きが面倒」と独身志向が増加

韓国

  • 出生率:0.75(さらに深刻)
  • 初婚年齢:女性31.6歳(日本より晩婚)
  • 結婚式が極めて高額(3000万円かかる場合もある)
  • 賃貸文化が乏しく結婚=住宅購入が前提、巨額の資金が必要
  • 働き続けたい女性が多数、結婚メリットを感じにくい

中国

  • 出生率:約1.09
  • 女性の初婚年齢:28〜29歳
  • 家や車の所有が必須条件とされる
  • 「礼金」が年収の4倍以上(600万円〜2000万円以上)
  • 教育競争・子育てコストの高さ、男女比の偏りが心理的負担に
  • 結婚しても離婚増加傾向

台湾

  • 出生率:約0.88(東アジア最低水準)
  • 女性初婚年齢:31歳(晩婚化が顕著)
  • 低収入・住宅価格の高騰・職場での制約が障壁
  • 結婚しても共働きが前提
  • 結婚により住宅ローンは有利だが、資金調達のため「戦略的離婚」が行われる例もある

総括

  • 韓国・中国・台湾はいずれも「結婚は負担ばかりでメリットが少ない」という社会的背景が強く、結果的に日本以上に晩婚化・少子化が進んでいる。
  • 共通点は「結婚=経済的重圧」「心理的負担」「自由や自己実現を優先」という傾向。
  • 東アジア全体で結婚・少子化問題が深刻化しており、社会全体での支え合いや制度改善が求められている。

 

 

日本語界隈
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