ショートスリーパー・ビジネス。やめるにやめられないのだろう

水木しげる

  • 睡眠時間を削る者は負ける
  • 寝ている時間分だけ長生きする
  • 寝ないで描きつづけた漫画家はみんな先に死んだ

「1日30分睡眠」を17年続けている堀大輔

堀大輔氏は「1日30分睡眠」を17年続けていると公言する実業家で、日本ショートスリーパー育成協会の代表を務める。2026年夏以降、高須幹弥氏との対談での激昂、ライブ配信中の器物乱暴と犬が怯える動画の拡散、FXでの大きな損失公表、過去の受講生への投資勧誘疑惑、そして9月からの7日間連続ライブ配信中のいびき・睡眠疑惑などが重なり、SNSで大きく話題になった。批判や誹謗中傷が集中し、本人は家族への影響や受講生への嫌がらせを訴えている。

堀大輔氏の主な活動

堀大輔氏は後天的なショートスリーパーだと主張し、睡眠改善プログラム「Nature sleep」を展開している。

書籍も出しており、ボディコンテストにも出場して2025年のベストボディジャパンで入賞した実績がある。

2024年頃からひろゆき氏などとの対談で広く知られるようになった。

2026年夏の主な騒動の経緯

8月上旬、高須クリニック名古屋院の高須幹弥氏とのYouTube対談がきっかけで炎上した。

高須氏が「受講生からお金を取って睡眠時間を短くしている」といった趣旨の発言をした際、堀氏が強く反発し、終始緊張したやり取りになった。

同じ頃、ライブ配信中に視聴者のコメントに苛立ち、筋トレ器具を乱暴に置いて大きな音を立て、近くにいた愛犬が怯える様子が切り取られて拡散された。

「犬がかわいそう」との声が上がり、堀氏は前後関係がカットされていると釈明し、犬に謝ったと説明した。

7月末から8月初めには、FXのロスカットで大きな損失を出し、生活資金まで失ったと公表。支援を呼びかけた。

その後、過去に受講生へ送ったとされる投資勧誘メールの内容が指摘された。

最低200万円(うち100万円は会社への贈与)でAI運用・自動FXへの投資を募り、平均年利70%などと説明していたという内容で、事実関係は確認されていない。

ガミックス氏との配信中にこの件を指摘するスパチャが入り、堀氏は「無しで」と答えず配信を終えた。

7日間連続ライブ配信とその後の波紋

疑惑払拭の意味合いも含め、9月9日から1週間の連続ライブ配信を開始した。

2日目のヘッドマッサージ中に約27分いびきをかいて眠ったように見える場面があり、「マイクロスリープが10回入っただけ」と釈明した。

コラボした整体師は動画を削除し、表現を訂正して謝罪した。

配信が進むにつれ顔の疲弊が指摘され、サングラスを着用する場面もあった。

細川バレンタイン氏らから「寝れる施術をわざわざ受けに行くのがおかしい」との批判も出た。

堀氏は誹謗中傷が1万件を超えたと訴え、家族との別居や受講生への嫌がらせが起きていると報告した。

無断転載や悪質な投稿には法的措置を取る方針も示している。

現在の状況

2026年9月中旬時点で、連続ライブ配信は継続中で注目を集めている。

本人は「身の潔白を証明することに時間を使うより」といった表現で、エンタメ的なやり取りを避ける姿勢を示しつつ、活動を続けている。

批判の多くは短時間睡眠の信憑性、感情的な言動、過去の金銭絡みの疑惑に集中している。

 

 

ショートスリーパー・ビジネス。やめるにやめられないのだろう

ショートスリーパーを売りにしたビジネスは、堀大輔氏の場合、個人の主張と会社・協会の収入源が深く結びついている。やめるとブランド価値や収入が大きく下がる可能性が高く、簡単には切り替えにくい構造になっている。

ビジネスの中身

主軸は「睡眠改善プログラム」だ。

オンライン講座で、通常1〜2ヶ月分が税込16万5000円前後。キャンペーンで割引することもある。

継続する場合は月額3万円台になる。

パーソナルトレーニングやウォーキング指導、書籍販売も並行している。

「ショートスリーパー」の商標を保有し、協会の代表として活動している。

過去の発言では受講者が2700人規模に達した時期もある。

YouTubeやライブ配信での露出も収入や集客につながる。

やめにくい理由

まず、本人の生活スタイルそのものが商品になっている。

17年続けていると公言してきた内容を否定すると、これまでの発信や受講生への説明が崩れる。

次に、収入の柱になっている可能性が高い。

FXで大きな損失を出した直後でも、プログラムの募集やスポンサー集めを続けている。

ブランドを捨てると、新しい事業を一から作り直す必要が出てくる。

さらに、批判が強い状況では「やめた」と宣言するだけでさらに攻撃を浴びやすい。

本人は「身の潔白を証明する」方向でライブ配信を続けており、撤退より継続の方が選択しやすい立場にある。

全体の傾向として

短時間睡眠を売るビジネスは、医学的な裏付けが薄いと指摘されることが多い。

それでも需要がある限り、本人が続ける動機は残りやすい。

堀氏の場合も、主張を維持したまま活動を続ける方が、当面の損失を抑えやすい構造になっている。

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