砂漠を緑化した場合に地球の別の場所や全体へ及ぶ主な影響
アマゾンの熱帯雨林への栄養供給が絶たれる
サハラ砂漠などから風に乗って飛んでいく砂塵には、リンなどのミネラルが豊富に含まれています。この砂塵が大西洋を渡ってアマゾンの熱帯雨林に降り注ぎ、広大な森林の貴重な栄養源となっています。砂漠が緑化して砂塵の飛散が減ると、遠く離れたアマゾンの生態系が栄養不足に陥るリスクがあります。
地球全体の熱収支(アルベド効果)が変わる
明るい色の砂漠は太陽光を大きく反射(アルベドが高い状態)し、地球が熱を吸収するのを抑えています。砂漠を緑化して地表の色が濃くなると、太陽光の吸収量が増加し、地球全体の気温上昇(温暖化)を促進してしまう可能性があります。
大気循環(風や雨のパターン)が変化する
広大な砂漠が緑化すると、地表の蒸発散量や熱の対流が変化します。これにより、大規模な風の動きや積乱雲の発生位置が変わり、これまで雨が降っていた別の地域が干ばつに見舞われたり、逆に異常な大雨が降るなど、世界的な気候パターンが変容する恐れがあります。
固有の生態系が破壊される
一見すると不毛に見える砂漠ですが、極度の乾燥に適応した独自の動植物や微生物が存在しています。人工的な緑化や水供給によって外来種が繁殖すると、その地域特有の生態系が失われてしまうことがあります。

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