ソウル・弘大地区で日本アニメ・漫画グッズ店が急増

「ホンキハバラ」と呼ばれる現象

韓国若者に日本文化浸透 ソウル中心部に「アキバ」も

  • 2025年は日韓国交正常化60周年にあたり、両国関係は改善傾向にあります。こうした中、ソウルの若者に人気の弘大(ホンデ)地区では、日本のアニメや漫画関連グッズを扱う店が急増し、日本文化を楽しむ若者が集まる光景が定着しています。東京・秋葉原になぞらえ「ホンキハバラ」と呼ばれるほど、日本のサブカルチャーが地域に根付いています。

拡大の経緯

  • 弘大地区で日本関連グッズ店が増え始めたのは2021年頃から。アニメイト弘大店が百貨店内に移転し、イベントスペースを拡充したことをきっかけに、個人経営の小規模店も次々と開店。10~30代の若者が主な利用層で、動画配信サービスの普及により日本アニメへのアクセスが容易になり、ブームが拡大しています。

世代の変化と文化交流

  • 現在の若者世代は、1998年の日本大衆文化開放以降に生まれ、日本文化に自然に触れて育った層です。アニメや漫画をきっかけに日本語学習を始める学生も増えています。歴史問題など政治的対立は依然存在しますが、「文化が好きな心は別」として、文化交流を通じて両国の距離が縮まっています。

専門家の見解

  • 専門家は、若い世代による日本文化の受容と人的交流の拡大が、両国関係の「緩衝材」と「促進剤」として機能することに期待を寄せています。

要点まとめ

  • ソウル・弘大地区で日本アニメ・漫画グッズ店が急増、「ホンキハバラ」と呼ばれる現象に。
  • 10~30代の若者層が主な支持層で、動画配信サービスの普及が追い風。
  • 文化交流が進み、政治的対立と切り離して日本文化を楽しむ若者が増加。
  • 専門家は、こうした文化交流が日韓関係の安定化に寄与すると指摘。

このように、韓国の若者世代に日本文化が深く浸透し、ソウル中心部には日本の「アキバ」的なカルチャースポットが誕生しています。

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