日本医師会と武見家には深い関係があります

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武見敬三は前回選挙でギリギリ当選

武見敬三氏は、前回(2019年)の参議院選挙・東京選挙区で「当落ラインギリギリの6位での当選」となっていました。具体的には、改選数6のうち、最下位で当選しています。そのため、「前回選挙でギリギリ当選」という表現は事実に合致しています。

 

 

武見敬三氏の落選理由と本人のコメント

  • 武見氏は落選を受けて政界引退の意向を示し、「若年層の不満が批判となって自民党に向いた」「批判には確かなビジョンや具体策が伴っていない」と述べ、SNSによる情報拡散や若い世代の変化を重視していました。
  • 「医師会、世襲、麻生家の縁戚など従来型の支援体制でも勝てなかった」とする声も報じられています。

 

 

武見敬三の利権

武見敬三は、父・武見太郎が日本医師会会長として「医師会のドン」と呼ばれていたこともあり、長年にわたり日本医師会やその関係団体から多額の政治献金や支援を受けてきたことで「医師会丸抱え議員」「医師会利権の代表」として知られています。たとえば、2019年から2021年の3年間で医師会や関係団体から少なくとも総額1億2000万円の政治献金やパーティー券購入があったと報道されています。また、2017年から2021年の5年間で医師会系からの資金提供は約2億2100万円で、これは彼の政治資金全体の約3割にのぼります。

このような厚い業界支援により、武見は診療報酬改定など医療政策の中枢で調整役を担ってきたとされ、厚生労働大臣就任時には「公正な議論が期待できない」と警戒されています。実際、診療報酬改定や医療費、医師会関連の予算に強い影響力をもっているという見方が根強くあります。

ただし、現時点で違法な利権構造や法令違反が指摘された事例は明確には報道されていません。政治資金規正法に基づいた報告もされており、その枠内で活動していることは自らも説明しています。しかし、医師会をはじめ、業界団体の政治的利益・意向を強く代弁してきた経歴から「典型的な利権政治家」と批判される場面が多くあります。

また近年は、政治資金パーティーの収入やオンラインイベントの扱いについても問題提起されており、資金集めの手法について一部で批判や疑問の声が挙がっていますが、重大な違法行為は現時点で明らかになっていません。

 

 

特に武見太郎と息子の武見敬三に焦点を当てて説明します。

武見太郎と日本医師会

武見太郎(1904年08月7日~1983年12月20日)は日本の著名な医師で、1957年から1982年まで25年間にわたり日本医師会会長を務めました。彼の在任中は「自由主義経済下における開業医の独立を守る」という方針で、主に開業医の利益を代弁しました。

武見太郎の特徴的な点:

  • 「喧嘩(ケンカ)太郎」という異名を持ち、1961年には医師会・歯科医師会の全国一斉休診を実施するなど、厚生省の官僚との徹底的な対決も辞さない姿勢を見せました
  • 医師会内部でも独裁的な権力を振るい、「武見天皇」とまで呼ばれました
  • 世界医師会会長も務め(1975年)、国内外で影響力を持ちました

武見太郎は漢方医療を保険診療に組み込むことにも貢献し、70種類の漢方薬を薬価基準に収載させました。また、防衛医科大学校の設立(1973年)や東海大学医学部設置にも関わりました。

 

 

武見敬三と日本医師会

武見敬三は武見太郎の息子で、厚生労働大臣を務めました。彼は父親の影響もあり、日本医師会と強い関係を持っていました:

  • 日本医師会の政治団体(日医連)から多額の政治献金を受けており、2021年には900万円の献金があり、これは国会議員の中で3番目に多い額でした
  • 「医師会のお抱え議員」と言われることもありました

しかし、2025年07月20日の参院選東京選挙区で落選が確実となり、政界引退の意向を示しました。武見敬三は5期務め、大臣も歴任した自民党の重鎮でしたが、6選はかないませんでした。

日本医師会にとって、診療報酬の改定は最重要事項の一つであり、医師の収入に直結するため、武見敬三のような影響力のある政治家との関係は重要でした。

武見家と日本医師会の関係は、戦後の日本の医療政策と医療界の権力構造を象徴する一例と言えるでしょう。

 

 

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