「ワクチン接種者は免疫力が下がる」という噂はデマ

「ワクチン接種者は免疫力が下がる」という噂は、主にmRNAワクチン(新型コロナ関連)で広がった誤解ですが、インフルエンザワクチンでは科学的根拠がありません。抗体価は接種後数ヶ月で自然低下しますが、これは免疫力が弱まるのではなく、記憶免疫細胞が長期保護を担う正常なメカニズムです。​

高齢者や基礎疾患保有者では免疫応答が弱まる傾向が見られますが、これは加齢や体調要因によるもので、ワクチン自体が免疫を低下させるわけではありません。むしろ自然免疫や細胞性免疫を一時的に活性化し、重症化予防に寄与します。​

腸内細菌叢や睡眠不足が個人差を生む可能性は指摘されますが、全体的な免疫力低下を証明する信頼できる大規模研究はなく、噂の多くはIgG4抗体増加などの限定的データを拡大解釈したものです。