オバマケアと民間ブローカーによる補助金の不正搾取

3兆円以上

オバマケア加入者のうち100万人に社会保障番号がないと、ロバート・ケネディ・ジュニア氏が表明

  • RFK Jr. Says 1 Million Obamacare Enrollees Lacked Social Security Numbers

アメリカの保健福祉省の長官であるロバート・ケネディ・ジュニア氏と、医療保険の管理責任者であるメフメト・オズ氏が、オバマケアの加入者の中に社会保障番号を持たない人が100万人以上いると公表しました。

トランプ政権は、国の医療保険制度における不正を一掃するための取り組みを強化しています。

ニュースの概要

トランプ政権の保健福祉省は、政府の医療プログラムにおける不正行為を発見し、防ぐために多くの資源を投入していることを明らかにしました。

ケネディ氏とオズ氏はSNS上に動画を投稿し、今回の取り組みは税金の無駄遣いを防ぎ、国の医療保険制度の信頼性を高めることが目的であると説明しています。

不正対策の背景

これまでの調査により、収入を偽って登録したり、ブローカーによって本人が知らないうちに無料のプランに登録されたりする不正な加入が横行していたことが分かっています。

政府の最新のデータによると、こうした不適切な加入を厳しく取り締まった結果、オバマケアの加入者数は前の年と比べて約300万人減少しました。

政府はすでに、資格のない人への補助金の支給を約290万人分差し止めましたが、現在も社会保障番号のない100万人以上を含め、約260万人が不適切な状態で加入しているとみて対策を進めています。

 

 

もしもこれが本当なら、民間ブローカーによる補助金の不正搾取?

民間ブローカー(保険代理業者)による補助金の不正搾取は、今回の問題のまさに核心部分です。

社会保障番号の不備や、本人が知らないうちに行われる「身勝手な登録・変更」によって、多額の政府補助金が不正に引き出されている実態が、各種調査で明らかになっています。

民間ブローカーの関与と不正の手口

オバマケア(医療保険交換所)の仕組みでは、加入手続きを支援する民間ブローカーに対し、契約件数に応じたコミッション(手数料)が支払われます。

これが一部の悪質なブローカーにとって、不正を働く動機となっています。

  • 無断登録と無断変更
    低所得者層やホームレスの人々の個人情報を集め、本人の同意や認識がないまま無料プランに登録させる手口です。
    これにより、政府から保険会社へ支払われる補助金(税金)が不正に還流する仕組みが作られていました。
  • 身元確認の甘さの悪用
    政府の会計検査院(GAO)などの調査により、架空の人物や、すでに死亡している人の社会保障番号を使って登録をすり抜ける事例が多数確認されています。
    ブローカー側が「最低限の入力項目」だけで手続きを完了させてしまうため、今回の「社会保障番号がない、または一致しない100万人」といった不適切な登録につながっています。

損害の規模と政府の動向

シンクタンクや政府機関の推計によると、不適切な加入によって年間200億ドルから250億ドル(約3兆円以上)の補助金が不正に支出されている可能性が指摘されています。

司法省はすでに、数億ドル規模のオバマケア詐欺に関わったマーケティング会社やブローカーの幹部を起訴するなどの摘発を進めています。

トランプ政権の保健福祉省(ケネディ氏やオズ氏)による今回の発表も、こうしたブローカー主導の構造的な不正ルートを遮断するための厳格化の一環と言えます。