クリントン「日本の農家も生産性を上げて競争力を上げて行くべき」

零細農家が高い農業機械を個別に買って競争力が有るわけない

90年代に来日したクリントン大統領に農業関係者が「日本の農民が食っていけなくなる」と詰め寄った時に、「米国は農家に厳しい生産性の向上を課し、競争力の無い農家に大きな痛みを伴う改革を続けている。日本の農家も生産性を上げて競争力を上げて行くべきだと思う」と答えた時に、今まで日本の政治家からは農業政策の理念的な物を聞いた事が無かったので、敵ながら印象に残った。自民党の政策は農家に生産性向上を伴わない補助金支給で短期的に票になったが遂には日本農業を壊滅させてしまった。零細農家が売上に見合わない高い農業機械を個別に買って競争力が有るわけない。農家に不評な会社化などの自由化を進めて農業を守るべきだった。成果が出るのが10年後では自分の票に結び付かない政策は今後も実行されない。変われなければ全く同じ経緯を辿って次に確実に滅ぶのは農業ではなくて国だけどね。

  • その米国式農業は農家への直接的な所得補助金で支えられてんだけどね