大阪のカジノに中国資本は関係していますか?
大阪のカジノ(正式には「統合型リゾート(IR)」)計画に関して、中国資本が直接関与しているかという点については、現時点では目立った中国本土の企業が主要な出資者や運営者として関わっているという情報は確認されていません。
大阪IRの概要(2025年4月時点)
- 運営主体:大阪IRは「大阪IR株式会社」という特別目的会社によって開発・運営されます。
- 主要事業者:日本の建設会社 大林組 や、米国のカジノ運営大手 MGMリゾーツ・インターナショナル(MGM Resorts International)、それに日本のオリックス(ORIX)などが中核を担っています。
- 所在地:大阪市此花区の「夢洲(ゆめしま)」という人工島。
- 開業予定:2030年頃(当初予定より遅れています)
中国資本について
- 直接的な関与:現在のところ、MGMリゾーツやオリックスなどの主要プレイヤーの中に、中国本土の企業や投資ファンドは含まれていません。
- 間接的な可能性:IR建設に関連する建材、サービス業、あるいは観光客の動向などを通じて間接的に関係する可能性はありますが、明確な資本参加の形ではないと考えられます。
注意点
ただし、大型プロジェクトには多くの下請け企業や関連企業が関与するため、完全に「中国資本がゼロ」と断定するのは難しいです。ただし、政策や報道などを踏まえると、中国資本が主導しているというような性質のプロジェクトではありません。
もし、「関係している」という噂を聞かれた場合、どの情報源かをたどると、誤解や憶測に基づくものが多い可能性があります。