円高ドル安で日本株下げ、米国株上げなら 円安ドル高で米国株下げが当然

現実には米国株上昇。
これはおかしい。
USD/JPY DOW Comparison.




2015年3月14日

金利引き上げを明確に示唆しているのはドル指数だ。(TheStreet)
下は、ドル指数に連動するETFの週足チャートです。急激な上昇が続き、投資家や投機家たちは近い金利引き上げを明らかに予想しています。

このチャートが意味することは、皆が皆ドル買いに傾いているということになり、ドル売りなど全く考えられないといった状態です。
もし、「辛抱強い」という言葉が引き続き文面に残されれば、株式市場は更に大きく上昇することになるだろう。しかし、もし「辛抱強い」が削除となれば株は売られ、ドルは現在のレベルから更に上昇するだろう。(TheStreet)
次に、ドル指数に連動するETFの日足チャートも見てみましょう。

入れた赤い線は20日平滑移動平均線、そして下に入れたはのは、ETF価格が20日平滑移動平均線からどの程度離れているかを見る乖離率です。
1、2、3、4で分かるように、ETF価格が2%ほど20日平滑移動平均線から離れると、そこが一時的な天井となりました。しかし最近はAとBが示すように、3%を超えるレベルまでETFが買われるという以前とは違った状況になっています。
上のチャートから一つだけ確実に言えることは、離れ過ぎたETF価格は、遅かれ早かれ20日平滑移動平均線に必ず戻ります。もし「辛抱強い」が文面に残れば、今までドルを買っていた人たちはどう動くでしょうか?価格はこれだけ乖離した異常な状態ですから、買いポジションを一旦利食うのではないでしょうか?場合によっては利食いの売り殺到、といった事態も考えられますから、18日のFOMCは正に注目です。
株の話、経済の話、何の話だろう?: ここから更にドルが買われる?? 注目される「辛抱強い」