ビートたけし「 99人のバカがいたら、1人の正しいやつがダメになるのが民主主義」


2017年05月18日

「99人のバカがいたら、1人の正しいやつがダメになるのが民主主義」
「最近バカが幅をきかせすぎじゃないですか?」とのユーザーからの質問に「99人のバカがいたら、1人の正しいやつはダメになるのが民主主義。民主主義の多数決をそんなに信用しなくたっていい」と回答するなど、切れ味鋭いトークを繰り広げました。

あまりにも単純な意見を鵜呑みにしてそのままやってしまうのも、俺はバカだと思うんだよな。100人中99人が「これだ」って言っても、1人だけが疑うやつは必要だっていうふうに考えてる。でも99人のバカがいたら、1人の正しいやつはダメになるっていうのが民主主義。だから民主主義の多数決で決まることでも、あんまり信用しなくたっていいんじゃない。それで「お前、バカだな」って言われても、俺はそれを信用しないっていう在り方が正しいかなと思うな。

変な意味、バカが正しい時もあるんだよね。王様に「裸だ!」って言った少年が正しい時があるから、「これはバカの意見だ」と、みんながバカだと思っているものが、実は本当の意見を言っていたりする。それは認めなきゃいけない。
今は多数決の世の中で多数決に寄り切られてしまうけど、バカな意見は言うべきだと思うよね。