麻薬対策トップが語る:カルテルと中国にどう立ち向かうか
- Drug Czar On How She Is Taking On The Cartels And China
サラ・カーター(Sara Carter)は、国家薬物統制政策局(ONDCP)の局長として、麻薬カルテルと中国に対して、主に次の3つの柱で取り組んでいると説明しています。
1. 国境・港湾の強化:「国境を取り戻す」
カーターは、トランプ政権下で国境管理が強化された結果、カルテルが大規模なトンネルを使わざるを得なくなったと主張しています。ユーザーが引用したティフアナ~カリフォルニアのトンネル(レール・換気・電気設備付き)は、その象徴的な例として挙げられています。
2026年の国家薬物統制戦略では、次のような方針が示されています。
- 陸・海・空・郵便などあらゆる入国経路で薬物を阻止する。
- 港湾・国境での検知技術を拡充する。
- 国防省の支援や国土安全保障タスクフォース(HSTF)を活用し、密輸ルートを破壊する。
カーターは「国境を閉じたことで、カルテルは製品を越境させるのがはるかに難しくなっている」と述べ、トンネル発見は「米国の圧力が効いている証拠」と位置づけています。
2. カルテルへの攻撃:「蛇の頭を断つ」
- トランプ政権の政府全体での取り組みとして、カーターは以下を強調しています。
- カルテルを外国テロ組織に指定。
- 国土安全保障タスクフォースを使って、カルテルの指導部や資金ネットワークを標的にする。
- メキシコとの情報共有を強化し、CJNG(ハリスコ新生代カルテル)の首領「エル・メンチョ」を狙った作戦を支援。
戦略文書ではさらに、
- マネーロンダリング業者への金融制裁。
- オンライン取引の摘発。
- AIや全国的な下水モニタリングで新たな脅威を追跡。
といった方策が挙げられています。
3. 中国と前駆体化学物質:「汚染されたサプライチェーン」
カーターは、中国がフェンタニル製造に使われる前駆体化学物質の主要な供給源だと明言しています。中国側の担当者と会談し、「これらの化学物質がどこから来ているか我々は把握しており、容認しない」と通告したと述べています。中国に対し、米国向けの貨物に含まれる前駆体化学物質を申告させるよう圧力をかけていると説明しています。
2026年戦略では、
- 「国際的なサプライチェーンの確保」。
- 前駆体化学物質や製造装置の情報に基づく差し押さえ。
- 違法な前駆体を運んだ民間船会社への責任追及。
が強調されています。
カーターは、FBI長官カシュ・パテルが2025年に中国を訪問し、中国公安省との間でフェンタニル関連化学物質の流通停止に向けた合意がなされたとも述べ、「中国側の協力はこれまでにないものだ」と評価しています。
4. 国際的な圧力と結果
カーターは、薬物流入の減少と過剰摂取死の減少(2023年の約11万2,000人から2025年の約6万8,000人へ)を、
- ベネズエラでの軍事作戦やマドゥーロの逮捕など、トランプ政権の軍事的・外交的圧力。
- 米国の強い姿勢を見たメキシコ・中国の協力強化。
の結果として説明しています。彼女はこれを「力による協力(cooperation through strength)」と表現し、米国が本気で動くことを示せば、他国も動かざるを得なくなると主張しています。
まとめると、カーターの戦略は、
- 国境・港湾の徹底的な封鎖、
- カルテル指導部と資金源への攻撃、
- 中国などへの前駆体化学物質サプライチェーンの浄化
を組み合わせ、ONDCPが19の連邦機関を調整しながら進めるものと位置づけられています。

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