中国 ガソリン車はなくて、電気自動車しか売られていないように印象操作

好东西能给韭菜么

良い物をニラ(中国の庶民)に与えるわけがない

BYDはエンジン車も生産していないように印象操作。中国共産党の思惑

日本ではBYDって電気自動車のメーカーなのでモーターで走る自動車だけを作っていると思っている人が多い。BYDに関する日本語の記事を見ると「ガソリン車の生産は終了した」と報じられている。よほど詳しい方以外はBYDの自動車にはエンジンは積まれていないと思っている。こういう情報の出し方は中国共産党の思惑と一致。

中国共産党は電気自動車先進国だというイメージを定着させたい

中国は電気自動車覇権を狙っています。中国自体が電気自動車先進国だっていうイメージを定着させたい。「中国メーカーはもうガソリンエンジンなんか使っていません」「モーターだけで大丈夫なんです」というイメージを広げていきたい。

日本語でもそういう記事が紹介

国を上げて電気自動車だって言ってるのに「中国にはまだエンジンを積んだ車がたくさん走ってます」となると「やっぱり電気自動車だけじゃダメなんじゃない?」ということになる。「ガソリン車なんか作っていません」という話を大々的に流し、日本語でもそういう記事が紹介されてるわけです。

BYDは苦情が非常に多い会社。最も多いのはエンジン異常

では「BYDの車にエンジンは載ってないのか?」というと、実は載っている。実はBYDはハイブリッドを作っている。こちらの記事には「BYDが作ってる車は ①プラグインハイブリッド と ②純粋に電気だけで動く自動車 の2つのタイプ」だということが書いてあります。ちなみにプラグインハイブリッドっていうのは充電もできるハイブリッドです。先日、中国国内でBYDというのは苦情が非常に多い会社だということをご紹介しました。その中でどういう苦情が1番多いのか?発動機の異常。つまりエンジン異常です。

日本では「BYDはエンジン車は作っていない」というイメージが定着

これが1番多いということをご紹介したところ、多くの方から「それはエンジンではなくてモーターだろ」というコメントが来ておりました。先ほど申し上げたように「日本ではBYDはエンジンを積んでる車は作っていない」というイメージが定着しているからです。「BYDの動力と言えばモーターでしょう」と思ってる人が非常に多い。

中国共産党からすれば「知られたくない話がうまく隠蔽できている」

つまり中国共産党の側からすればあまり知られたくない話がうまいこと隠蔽されているということ。「BYDは純粋な電気自動車1本で成り立ってる会社だ」と。「そういう会社が業績を伸ばす時代になっている」というイメージを中国共産党は広げたい。

中国でもハイブリッド需要がたくさん。現段階で純粋な電気自動車は不便

実は中国でもハイブリッドに対する需要が結構たくさんあるし、正直現段階ではやはり純粋な電気自動車って不便です。充電に時間がかかります。短縮されてきたとはいえガソリンを給油する方がずっと早い。そういう便利さに慣れているユーザーが長い時間かけて充電すると「やっぱり不便だ」と感じます。充電インフラと、寒くなった時のいろんなトラブルを考えると、まだ自動車全体を純粋な電気自動車に代えるという局面じゃない。それがEV先進国と言っている中国の実態。だからBYDもハイブリッドを作っている。

ハイブリッドは内燃機関があるため高度な技術が要求される

実は今の中国でもハイブリッド車って結構人気があり、かなりたくさん走ってます。しかしハイブリッドは内燃機関があるため高度な技術が要求される。ハイブリッドはどこのお家芸かと言えば、日本です。「やっぱり日本メーカーだよね」となってしまう。中国としてはなるべくそういう情報は出したくない。「全て電気で事足りる」という話にして、あわよくば「電気自動車を日本に売りたい」という戦略がある。

今も中国には自動車のデザインを丸パクりする企業がある

かつて中国では自動車のデザインを丸パクりする企業があるっていうことで話題になったことある。「さすがに今はないでしょう」と思ってる人が多い。ところが今でも中国には他の会社のデザインを丸パクりしているような企業がある。しかも、かつては外国の自動車のデザインを真似ていたのですが、最近は中国メーカーの自動車で売れてる物をパクる。中国メーカー同士の無法問題がある。中国のメーカー同士で争いになっている。具体的にはミニクーパー。シャオミのデザインがポルシェにすごく似てる。結構話題。中国の記事を見ても外観がポルシェにそっくりだと書かれている。

訴訟を起こしても中国側が勝つ

日本の無印良品のデザインを使っていると訴訟になった時に、結局中国側が勝った。もしかすると自動車メーカーも「中国で裁判をしても下手すると自分たちの方が負けるかもしれない」と恐れて放置してるのかもしれません。バックに中国共産党の大物が控えている。中国共産党を相手に訴訟することにるから、パクられても法律で何とかしようっていうのは得策ではない。それよりも自分たちのブランド力を上げて「自分たちの真似をした企業はパクり企業で、そんなのに乗っているのは恥ずかしいですよ」というイメージ戦略の方を頑張った方が得策かもしれません。

デザインの模倣のハイブリッド

こういう感じで外国メーカーのデザインに非常に似せてくるっていうのは前々からある。最近はデザインのハイブリッドっていうのもある。車体のデザイン自体は上海のニオっていうEVメーカーの車体にすごく似てるんですけれども、エンブレムを見るとこれがベントレーにすごく似てる。車体は中国の別の企業の車体を真似ていて、エンブレムは外国のメーカーのエンブレムを真似てる。未だに独自のデザインの自動車を作るんではなくて、他の会社のをパクるっていう行為が行われている。そして堂々と展示されている。さすがに中国人の中にも「こんな自動車恥ずかしくて乗れない」「本気で売り出すつもりなのか?」という人もいる。

自動車メーカーの経営者ですらまだ盗用を容認している

こちらは2つのメーカーの自動車のデザインを比較したもの。特に右側の写真見ていただきますとほとんど同じです。これはどちらも中国メーカーです。さすがにこの件に関しては法的な争いに突入しています。他の会社のデザインをはっきりと分かるレベルで模倣して自動車を生産する。デザインはパクってるにしてもですねそれなりにかなりの設備投資は必要になるはず。ということは「後で争いになって設備投資が無駄になる」ってこと考えずにやってるってことです。「模倣しても大丈夫」という考えが根底になければ、他の会社の自動車とほぼ同じデザインのものを作るわけないと思います。自動車メーカーの経営者ですらまだそのレベル。法的な権利とか知的財産権のこと考えてないんだなっていうことでです。大きい会社だからちゃんとしてるんだろうとか、最低限のレベルは守ってんでしょうっていうのがですね中国では通用しないってことがまた明らかになってしまった。