人類が発祥した場所
人類(ホモ・サピエンス)は約20万年前にアフリカ大陸で誕生したとされています。具体的には、アフリカ南部のボツワナ北部、ザンベジ川の南側地域が人類発祥の地の一つと考えられており、この地域にはかつて巨大な湖が存在し、人類が約7万年にわたって定住していたとされます。
また、アフリカ全体で見ると、エチオピアや北東アフリカ、北部アフリカ(モロッコ)など複数の地域で初期の現生人類の化石が発見されており、遺伝学的解析からもアフリカ内の複数の集団が交流しながらホモ・サピエンスが進化した可能性が指摘されています。
まとめると、
- 人類の起源はアフリカ大陸で、約20万年前に現生人類ホモ・サピエンスが誕生した。
- 特にボツワナ北部のザンベジ川南側地域が有力な発祥地の一つ。
- エチオピアや北東アフリカなど、アフリカの複数地域で人類の祖先集団が存在し、遺伝子交流を繰り返しながら進化した可能性がある。
このように、現代の科学では「アフリカ単一起源説」が支持されており、人類はアフリカから世界各地に拡散していったと考えられています。
エチオピアで食事に誘われても断りなさい
エチオピア北部に滞在されるのなら、食とコミュニケーションについての知識はとても重要です。人が食事をする場にでくわすと「インネブラ!(現地のアムハラ語で“さあ、いっしょに食べよう”の意)」と必ずといっていいほど声をかけられます。逆に言えば、食事をする場を見られた者は、知人であろうとなかろうと、この一種の儀礼的なことばを相手に投げかけねばなりません。しかしながら、声をかけられた側は、どれだけ腹がすいていたとしても、うかつにこの誘いに乗ってはいけません。なんらかの建前を述べて、誘いを断ることが美徳とされます。その言葉を文字通り受け取り、誘われるままにインジェラに手をつけたらどうなるか?その人物は、非常識で浅ましい人として非難されるのです。