人類が発祥した場所
人類(ホモ・サピエンス)は約20万年前にアフリカ大陸で誕生したとされています。具体的には、アフリカ南部のボツワナ北部、ザンベジ川の南側地域が人類発祥の地の一つと考えられており、この地域にはかつて巨大な湖が存在し、人類が約7万年にわたって定住していたとされます。
また、アフリカ全体で見ると、エチオピアや北東アフリカ、北部アフリカ(モロッコ)など複数の地域で初期の現生人類の化石が発見されており、遺伝学的解析からもアフリカ内の複数の集団が交流しながらホモ・サピエンスが進化した可能性が指摘されています。
まとめると、
- 人類の起源はアフリカ大陸で、約20万年前に現生人類ホモ・サピエンスが誕生した。
- 特にボツワナ北部のザンベジ川南側地域が有力な発祥地の一つ。
- エチオピアや北東アフリカなど、アフリカの複数地域で人類の祖先集団が存在し、遺伝子交流を繰り返しながら進化した可能性がある。
このように、現代の科学では「アフリカ単一起源説」が支持されており、人類はアフリカから世界各地に拡散していったと考えられています。
人類はどこで生まれ、どのように移動していったのか
人類は約30万年前にアフリカで誕生し、その後移動を始めました。最も初期の現生人類(ホモ・サピエンス)の化石はアフリカ南部のボツワナ北部などで発見されています。人類の世界への拡散は主に約7万年前から始まり、アフリカを出てアラビア半島経由でユーラシア大陸に広がりました。
主な移動ルートは3つに分かれます。南ルートは東南アジアやオセアニアへ、北ルートは中央アジアから東アジアや北アジアへ、そして西ルートは中東からヨーロッパへと広がりました。約1万5千年前にはベーリング地峡を通ってアメリカ大陸に移動し、さらに南米の最南端まで達したことが分かっています。
日本列島へのホモ・サピエンスの到達は約4万~3万年前で、北海道ルート(サハリン経由陸路)、沖縄ルート(台湾からの海路)、対馬ルート(朝鮮半島経由)という3方向のルートがあり、海を越える航海も含まれていました。
こうした移動は遺伝子解析や考古学的証拠により明らかにされており、人類はアフリカを起点にして世界の各地へ広がっていったことが確実とされています。
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