中国は物価が上がり始めた?デフレが終わりそう?

中国はデフレの最悪期は過ぎた兆し

中国の物価は2026年に入って前年比でプラス圏に入り、最近のデータではCPI(消費者物価指数)が1%前後で推移しています。デフレの最悪期は過ぎた兆しがありますが、内需の弱さや構造的な問題が残っており、「完全にデフレが終わった」とは言えません。持続的な物価上昇にはもう少し時間が必要そうです。

最新の物価データ

  • 2025年全体のCPI上昇率は0.0%(横ばい、16年ぶりの低水準)。
  • 2026年に入り、2月は+1.3%、3月+1.0%、4月+1.2%、5月+1.2%とプラスを維持。
  • コアCPI(食品・エネルギー除く)も1%台前半で安定。
  • PPI(生産者物価指数)はエネルギー価格の上昇などで最近プラス転換(5月+3.9%)。

これらは春節などの季節要因や、中東情勢による原油高の影響が一部入っています。食品価格の下落が続くなど、国内消費の弱さがまだ見られます。

デフレ脱却の見通し

政府は2026年にデフレ脱却を強く打ち出していますが、IMFなどでは「より持続的な物価上昇を確認する必要がある」と慎重です。内需不足や過剰生産、雇用・賃金の伸び悩みが根本にあり、自律的な回復は難しいとの指摘が多いです。GDPデフレーターもマイナスが続いていた時期があり、完全脱却までは時間がかかる可能性があります。

全体として、物価は上がり始めた段階ですが、デフレ圧力が完全に消えたわけではなく、政策効果や外部要因に左右されやすい状況です。最新の公式統計や信頼できる経済報告で定期的に確認することをおすすめします。

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