アメリカの大手自動車部品会社First Brandsが破綻 20億ドルもの資金が行方不明

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2025年10月12日 自動車部品大手倒産の裏側:20億ドルの穴と謎のCEO

First Brandsというアメリカの大手自動車部品会社が、約100億ドルの負債を抱え破綻し、その中で約20億ドルもの資金が行方不明となっている問題が話題となっています。CEOのパトリック・ジェームズは、マレーシア出身の起業家で、オハイオの小さな工場の買収から自動車部品の複合企業を築き上げましたが、その経営は極めて複雑かつ不透明で、多額の隠れ借金やオフバランスシートの資金調達が明るみに出ています。連邦検察も調査に乗り出しており、CEOは辞任を検討中です.​

破綻の背景には、多くの買収による巨額の負債増加と、透明性の欠如、財務情報の隠蔽があり、実態把握が困難なまま資金繰りが悪化しました。取引先や投資家は請求書の確認を求めましたが、CEOの弟であるエド・ジェームズが対応に消極的であったことも混乱を深めました。また、会社は2023年から少なくとも2年間にわたり支払い遅延や納品遅延が発生し、財務的なペナルティも増大していました.​

First Brandsは世界26,000人の従業員と年間約50億ドルの売上を誇りましたが、収益はほぼ横ばいで、債務返済負担が急激に増加したため事業の持続が困難になりました。最大の問題となっているのは約23億ドルのオフバランスシート融資の内容で、これに関する独立調査委員会が設置され、司法当局も捜査を進めています.​

この事件は、パトリック・ジェームズCEO個人の経営手腕だけでなく、過去の訴訟歴や資産隠匿の疑いなども含め、企業の資金調達構造のリスクと透明性の重要性を改めて示すものとなっています

 

 

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