日本の半導体は挽回不可能
日本半導体は挽回不可能という、昨日の国会参考人のお話。なかなか興味深かった。
- 1980年代中旬に、日本はメインフレーム用に超高品質DRAMを製造して、世界シェア80%を独占した
- しかし日本は、1990年のPC時代でも、相変わらず超高品質DRAMをつくり続け、韓国の安く大量生産する破壊的技術に敗北した
- 日本半導体全体も、1980年代中旬の50%でピークアウトした
- シェアの低下を止めようと、国プロ、コンソーシアム、合弁を、やり続けたが、病気の診断と処方が間違っていたため、全て失敗した
- 日本半導体は挽回不能であり、ここに税金を注込むのは無駄(歴史的に、経産省、革新機構、政策銀が出てきた時点でアウト)
- 希望の光は、今でも競争力が高い5~7種類の製造装置(や装置を構成する多数の部品)および製造材料にある
- 「強いものをより強くすること」を第1の政策に掲げるべきである
強いものをより強く=高品質にこだわって失敗 では?
「強いものをより強く」という提言のようですが、それでは超高品質にこだわって失敗したことの繰り返しにならないか不安です。
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