2024年11月17日 長期化するコロナ後遺症、「慢性疾患化」の指摘も 世界の関心薄れる中
ケニア人実業家のワチュカ・ギチョヒさん(41)には耳にしたくない言葉がある。新型コロナウイルス感染後の後遺症に4年間も悩まされ、倦怠感や痛み、パニック発作などを起こし、夜には命の危険を感じるほどの症状に苦しんできた。
最近の研究からギチョヒさんのようなコロナ後遺症患者は、症状が長引けば長引くほど完全な回復の可能性が低くなることが分かってきた。英米の研究によると、回復可能性が高いのは感染後の最初の6カ月間。初期症状が軽くワクチン接種を受けている方が回復しやすい。半面、症状が6カ月から2年間続くと完全回復の可能性は低下する。
さらに後遺症が2年超続くと完全に回復する可能性は「非常に低い」と、リーズ大学のマノジ・シバン教授は指摘。こうした症状を「持続型コロナ後遺症」と呼び、慢性疲労症候群や線維筋痛症などと同じ慢性疾患と位置付けるべきだと訴えている。
2021年02月04日 コロナ患者7割超に原因不明の後遺症 医師が調査
新型コロナウイルスの患者のうち、76%に後遺症が確認されたとする調査内容が東京都の4日の会議で発表されました。脱毛の症状も24%の患者に出たということです。
国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師:「発症後2カ月で全体の48%、4カ月経っても27%の患者さんで何らかの後遺症があったと。どの年代でも後遺症を認めた患者さんはいますし、合計76%の比率でした」
国立国際医療研究センターの大曲医師が東京都の新型コロナウイルスの感染状況などを分析する会議で公表した調査によりますと、患者のうち76%に後遺症が確認され、発症2カ月後でも48%が4カ月経っても27%が何らかの症状を訴えたということです。
症状は、せき、倦怠(けんたい)感、呼吸困難、嗅覚障害などで、30代以上のすべての年代でせきが最も多くなりました。
20代は嗅覚障害が最も多く、次が味覚障害でした。また、脱毛の症状が出たという患者が24%いたということです。
大曲医師は後遺症の原因は分かっておらず、治療法も確立されていないとして新型コロナウイルスに感染しないことが最も重要だとしています。
調査は国立国際医療研究センターを去年2月から6月に退院した患者63人を対象に行われました。
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新型コロナ感染者の76%に『後遺症』 医師解説
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