辛辣な別の意見
どうしてアフリカはいつまでたっても貧困なの?
途上国は人間がキタナイから。①教育水準が低い。②産業が発展しない。③内陸国は貿易が難しい。④紛争が多い。色々な理由が思い当たりますが、4年近くアフリカに住んでいた私の考えでは、一部の既得権益者が不正に弱者を搾取して富を独占しているから。そしてアフリカの人たちは「助けてもらって当たり前」と思っているから
19世紀 植民地 地図
大英博物館はとんでもない略奪の歴史
ロンドンの大英博物館に行くと、世界各地から収集した人類の宝に溢れている。すごいな、と圧倒されると同時にそこにはとんでもない略奪の歴史の影も色濃く、何とも言えない気持ちにもなる。旧植民地と宗主国の問題は非常に難しいのだと思う。理念やプライドと経済がどうしてもぶつかるところもある。過去、現在、未来のことを考慮して過度に争うことなくお互いに折り合いがつけられるといいのだが、結局同じ国の中でも考え方の違いで衝突が起きるし。過去から学ぶこととしては、やはり他国への侵略、略奪などはされた方もした方も子孫に大きな禍根を残す、ということかな。
「英王室は謝罪するべき」、エリザベス女王死去でアフリカに再燃した感情
謝罪だけでは済まず賠償問題や国境線などにも波及
国王として個人的に謝罪の気持ちがあったとしても、国家の元首としての謝罪は難しいでしょう。もし謝罪すると、イギリスだけでなく、植民地政策を推し進めたフランス、ドイツ、ベルギー、オランダ、アメリカ、ロシアなどにも謝罪を求められるから。さらに謝罪だけでは済まず、賠償問題や、植民地時代に設定された国境線などにも波及する可能性があります。南米諸国ではスペインやポルトガルの征服と原住民への弾圧を糾弾する人々がいる一方で、近代化のきっかけになったと肯定的に考える人々もいます。非難するのは原住民の子孫で、肯定するのは原住民とスペイン・ポルトガルの混血の子孫が多いそうですが。植民や併合などをした国に対して、安易に謝罪してしまうと、その後の禍根となるのは、隣国との関係を考えると分かりやすいと思います。
欧米が世界中を植民地化しようとしたのは事実
過去に欧米など列強が世界中を植民地化しようとしたのは事実。そのことに感謝や肯定までしなくてもいいと思うけど、謝罪だの賠償だのを求め始めると、歴史を蒸し返すだけになる。
温故知新というように、昔のことを知ったうえで今をどう生きるかにもっと焦点を当ててほしい。同じ歴史を繰り返さないこと、独立を勝ち取った先人たちはそれを未来に託したのではないだろうか。
アフリカの王達が奴隷の供給元
最近CNNの番組でイギリス人王室コメンテーターを呼んで王室の遺産相続について聞いていた。人気キャスターのドンレモンが「遺産は奴隷制度の被害者の賠償金とすべきではないですか」と問うたところ、学者でもあるその女性コメンテーターは、「そうかもしれません。でも供給網の大元にいたのは誰でしょう。アフリカの王達が人々に手枷をかけて檻に入れ海岸に並べたのでは。その賠償はどうなっているのですか」。なかなかの逆切れでありつつ、一端の真理も。とりあえず、ドンレモンは黒人なんだけど、アメリカではあり得ない返しなんだろうね、一言も言い返せず黙り込んでしまって「、、、それではまたお話ししましょう」で終。
もちろんイギリス人みんながこういう意見ではないと思うけど。いろいろ興味深かった。
パッテン総督「19世紀の行為に今、謝罪はしない」
「謝罪はしないのか」と質問が出た。これに対しパッテン総督は「150年前の帝国主義をだれも道義的に正当化しょうとは思わない。帝国が関わったアヘン貿易を正当化するつもりもないが、英国が控え目な満足と誇りをもって香港を去ろうとしている理由は理解できるはずだ。
いったい今、何を謝罪するのか。19世紀の行為に今、道義的な責任を問う人はいないのではないだろうか。この未来志向の年に19世紀の話をするなら驚きだ」と答えたと言う。パッテン総督は香港最後の総督です。英国は謝罪しません。なかなか強かな外交だと感じます。
過去ばかり振り返っても、けして幸福にはなれない
難しい問題で、旧植民地は文明レベル、富と教育、発展の度合いは格段に上がる。それが故に知識と力を得て、植民地支配が問題であると認識出来るのだ。我々のように独自に文化を醸成し、精神性を西洋に負けないほど高めた国はほぼ皆無。だからこそ、二つの視点で見ることが出来る。もし、植民地ではなく完全なる虐殺と占領であれば、このような声も上がることすら無かった。そうしなかった西欧列強はまだ人の心があったというべきか。悩ましいですね。いずれにしても、過去ばかり振り返っても、けして幸福にはなれない。謝ったところで、傷が癒える事はない。慰めにはなるだろうが、虚しさだけが残る。ひとは前を向いて歩くから、進化出来るのだ。もし、過去を振り返りたいと思った時は、それが未来へと続く道標なればこそだ。我々も、これからどうすべきか、それに注力した方が建設的な人生を送れるだろう。
独立して自由を選たのなら、過去は水に流す
現状まだ差別や支配や奪ったものがあるのなら謝罪して補償すべきだと思う。すでに独立して自由を選て、奪われたものも返してもらったのなら、過去は水に流すのも後世に争いを残さない懸命な選択だと思う。
国別 IQの平均値