引き続き自然災害への警戒が必要
2025年08月29日 黒潮大蛇行が7年9か月で終息 漁業・気象・農業への影響と今後の展望
- 黒潮大蛇行の終息と影響
2017年8月から続いていた黒潮大蛇行が、2025年4月に終了した。約7年9か月という統計開始以来最長の継続期間で、気象庁は黒潮流路が通常ルートに戻ったと判断した。 - 黒潮大蛇行とは
紀伊半島沖で黒潮が大きく岸から離れ、異常な流路を長期間維持する現象。東海や関東沿岸にも変則的な流れが及び、気象・漁業・農業に多大な影響を与えた。
影響
- 漁業
カツオやシラスなどの漁場が移動し、漁獲量が減少または偏在化。沿岸に近い好漁場が失われたことで漁業者に負担が生じた。終息により漁場の回復が期待される。 - 気象・災害
平均気温の上昇、降水量の増加による猛暑や豪雨の頻発。台風が本州直撃しやすくなり、高潮や浸水被害も発生。特に2019年の台風19号で甚大な被害が確認された。 - 農業
高温障害でトマトやナスなど果菜類に被害。稲は品質低下や病害虫増加。梅雨時の高湿度や台風による塩害・倒伏・施設損壊なども広がった。 - 今後の展望
終息に伴い、猛暑や豪雨の頻度減少、漁業資源の回復が見込まれる。ただし、地球温暖化や台風といった災害リスクは依然残るため、十分な注意が必要とされている。
まとめると、黒潮大蛇行の終息によって漁業や農業に回復の兆しが見込まれる一方、気象が完全に安定するわけではなく、引き続き自然災害への警戒が重要となる、ということです。
黒潮大蛇行の最新状況(2025年05月時点)
黒潮大蛇行とは
- 黒潮大蛇行は、日本列島の太平洋沿岸を流れる黒潮(暖流)が、紀伊半島沖から東海沖で大きく南に迂回し、通常よりも離岸して流れる現象です。この流路の変化は、漁業、海洋生態系、船舶運航、沿岸の災害リスク(高潮など)に大きな影響を与えます。
今回の大蛇行の経過
- 2017年08月から始まった今回の黒潮大蛇行は、2025年04月中旬まで約7年9か月続き、観測史上最長となりました。
- 2025年05月8日現在、黒潮の流路は通常の状態に戻りつつあり、大蛇行は見られなくなっています。
- 気象庁は「大蛇行が終息する兆しがある」と発表し、今後この状態が持続すれば正式に終息と判断されます。
今後の影響と注意点
- 黒潮の流路変化は、漁場や魚種の分布、船舶運航、沿岸の海洋環境に影響します。特に漁業関係者や海上交通には引き続き注意が必要です。
- 大蛇行が終息した場合、海水温や気候、漁場分布などに今後どのような影響が出るかは、現時点では明確ではありません。
- 気象庁は今後も黒潮流路の変動を監視し、最新情報を随時発表しています。
過去の発生例(1965年以降)
発生期間 | 継続月数 |
2017年08月~2025年04月 | 7年9か月(最長) |
1975年08月~1980年03月 | 4年8か月 |
1981年11月~1984年05月 | 2年7か月 |
1986年12月~1988年07月 | 1年8か月 |
2004年07月~2005年08月 | 1年2か月 |
1989年12月~1990年12月 | 1年1か月 |
まとめ
2017年から続いた黒潮大蛇行は、2025年05月時点で終息の兆しが見られています。
今後も黒潮の流路変化には注意が必要で、最新情報の確認が推奨されます。
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