コーヒーが作り出す世界の貧困 アメリカ支配が原因
日本人がコーヒーを飲んでもニューヨークのディーラーが儲かるだけで、農園の労働者に渡ることはない。コーヒー代の9割以上は、生産者には渡っていないのです。
アメリカ人が暴利をむさぼる。原因は生産国から輸出して、日本が輸入するまでの中間コストにあると分かります。悪名高い「穀物マフィア」こと穀物メジャーです。全世界の全てのコーヒー豆は、農家との直接契約を除けば3社ほどの穀物メジャーが一旦買い取って、世界中に販売する。
全世界のコーヒー豆の80%以上が、アメリカ企業を通して販売されている。要は彼らが、生産国からタダ同然で買い取って、日本に数倍もの値段で売っているのでした。この美味しい商売をアメリカが手放すことは無く、アフリカで戦争を起こしてでもコーヒー生産国を潰している。
日本人がいくら高いコーヒーを飲んでも、アフリカ人には1円も渡らず、全額ニューヨークやシカゴのトレーダーに渡ります。
フェアトレードでコーヒー価格がさらに下落
フェアトレードなんだからコーヒー豆を高値で買うような気がしますが、事実はまったく逆でフェアトレードでさらに値下がりしました。
こうした事実を見るとフェアトレードは現実の生産地では有名無実で、「フェアトレードしている」というアリバイ作りに利用されているようです。
お茶一杯分の茶葉は約2g、コーヒー一杯分の豆は約10g
コーヒー豆農家と日本のお茶農家を比較すると、コーヒー豆がいかに狂った市場なのかが分かります。
スーパーで売られている茶葉は100g500円くらいで、コーヒー豆は200g500円くらいでしょう。
お茶一杯分の茶葉は約2g、コーヒー一杯分の豆は約10g、一杯分の小売り価格としては茶葉のほうが安いです。
茶農家は一人年収数百万円、コーヒー農家は年収10万円程度
にも拘わらず茶農家は一人年収数百万円、コーヒー農家は年収10万円程度だったりするのです。