消えたマイホームの夢、中国の若者が直面する現実
- 学生時代から付き合い始め、進学・遠距離恋愛を経てゴールインした相思相愛の中国河南省在住カップル
- 二人力を合わせて2021年にローンを組んで先物のマンション購入。翌年子供生まれる。2024年9月新築のマンション引渡予定
- 不動産バブル崩壊、ディベロッパー「融創」社が2022年実質的に倒産、建築工事着工すらしていない
- 履行不能、マンション引渡不可能なので、せめて頭金とすでに返済したローンの金額を返金してもらうたい
- 返金してもらえず、二人ともボコボコに殴られ、二人揃って入院。交渉の一部始終を撮影した奥様のスマホが奪われる。
- 奪われたのは奥さんのスマホだけではない。マイカーの鍵も奪われた。
- 履行不能に陥っても巨大な力と繋がっているようで、奥さんの勤め先に圧力がかかり給料が減らされた。
契約上当然の権利を行使しようとしているだけなのに。
中国のやり方 暴力を振るい、債権回収を断念させる
履行不能に陥り実質的に倒産していても、中国の独特のやり方は、法律上滅多に倒産手続きに入らないのです。すなわち力を持っている人への恣意的な弁済をし、力の持っていない一般市民にはなかなか弁済しないということです。
このカップルはおそらく何の力も持っていない一般市民でしょう。たくさんの債権者が押しかけて弁済しろとなると困るということで個々の債権者に暴力を振るい、債権回収を断念させるための一般的な手口らしいです。
マンション購入契約直後の若き二人の笑顔
このカップルの旦那さんは、就職して間もない頃ローンを組んでマイカーを入手していたらしい。そしてコツコツ働いてローンを返済したというので堅実な方のようだ。上記映像の前半のとおり、マンション購入契約直後の若き二人の笑顔は幸せそのもので、「真面目に働いていれば、マイカーもマイホームも手に入れることができる!」と声も明るかった。
欧米の批判をするのは自由
民主主義国家にケチを付けて独裁国家を賛美するなら、移住してはいかがでしょうか。自分が好きな国で生活しましょう。
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