アサド政権で起きた殺人

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アサド政権で起きた殺人

アサド政権下(2011年〜2024年)で行われた殺害や人権侵害は、国際機関や人権団体によって組織的な国家犯罪として報告されています。2024年12月のアサド政権崩壊後、放置されていた刑務所や集団墓地からその実態が次々と明らかになりました。

主な被害の内訳は以下の通りです。

  1. 非合法な殺害:シリア人権ネットワーク(SNHR)の記録によれば、アサド政権軍によって少なくとも20万2,000人以上の民間人が殺害されました。これには約2万3,000人の子供と約1万2,000人の女性が含まれます。
  2. 拷問による死亡:政権の拘置施設内での拷問により、少なくとも1万5,000人以上が死亡したと報告されています。元軍写真家の「シーザー」が持ち出した数万枚の写真には、数千人の拘束者が餓死や暴行によって死亡した証拠が記録されています。
  3. 強制失踪:約9万6,000人以上が政権によって拘束されたまま行方不明となっており、その多くが既に殺害されたか、過酷な環境下で死亡したと推測されています。
  4. 無差別攻撃:化学兵器、樽爆弾、クラスター弾などの使用により、居住区や病院、学校が標的となり、膨大な数の民間人が犠牲となりました。

シリア人権報告書および調査結果

法務省や国連の報告書によれば、アサド政権は反体制派を弾圧するために「殺人工場」とも呼ばれる組織的な処刑・拷問システムを運用していました。

主な調査内容は以下の通りです。

拘置施設での組織的処刑

ダマスカス近郊のセドナヤ刑務所では、軍事裁判所による数分間の形式的な裁判のみで、毎週数十人から数百人の囚人が絞首刑に処されていたことが国際アムネスティなどの調査で判明しています。

化学兵器の使用

2013年のグータ地区や2018年のドゥーマなどでサリンや塩素ガスが使用され、一度に数百人の民間人が殺害されました。国連の調査団は、これらの攻撃の多くが政権軍によるものであると断定しています。

2025年以降の現状

2024年12月の政権崩壊後、暫定当局や国際組織による調査が進んでいます。2013年以降に10万人以上が殺害された可能性のある集団墓地が発見されるなど、被害の全容解明にはまだ時間がかかると見られています。

一方で、政権崩壊後も旧政権関係者に対する報復的な殺害や、地域紛争に伴う新たな暴力が発生しており、人権状況の安定が課題となっています。

 

 

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